FacebookやXにも書きましたが、新「ヴァイオリンがわかる!」サイトを更新しました。「上達はお部屋の片付けのようなもの」のタイトルで旧サイトと同じですが、写真を追加し文章も少し書き足しました。よろしければご覧下さい。
https://www.violinwakaru.com/wdprs_ex/10/上達はお部屋の片付けのようなもの
今回書き直していて、音楽のジャンルごとに相応しい部屋があると気づいた。クラシック音楽なら余計な物の何もないホールで掃除も行き届いていてという音がする。ロック系ならダークで多少ゴミが落ちている部屋の雰囲気の方が良いのかもしれない。大して弾けるわけではないが古いレスポールのギターと古いアンプで遊んでいると確かにクラシック的な音の雰囲気は似合わない。
クラシック音楽の中でもバロック音楽とロマン派音楽とは部屋の雰囲気が変わるだろう。逆にバロック的な部屋でのイメージを意識した演奏は適切な演奏につながるかもしれない(驚異の部屋:ヴンダーカンマーの雰囲気かもしれないが)。一方、ロマン派音楽は芸術家が住んだような小さく質素な部屋でありたけの情熱を文章にしたり楽譜やキャンバスに叩きつけるイメージかもしれない。先日のデ・キリコ展でそんなことも感じた。
バッハの音楽は「建築物のように」と教わるものだが、バッハに限らず部屋や建築物を意識して弾くのは発見がありそうだ。