サイト更新「上達はお部屋の片付けのようなもの」

FacebookやXにも書きましたが、新「ヴァイオリンがわかる!」サイトを更新しました。「上達はお部屋の片付けのようなもの」のタイトルで旧サイトと同じですが、写真を追加し文章も少し書き足しました。よろしければご覧下さい。

https://www.violinwakaru.com/wdprs_ex/10/上達はお部屋の片付けのようなもの

今回書き直していて、音楽のジャンルごとに相応しい部屋があると気づいた。クラシック音楽なら余計な物の何もないホールで掃除も行き届いていてという音がする。ロック系ならダークで多少ゴミが落ちている部屋の雰囲気の方が良いのかもしれない。大して弾けるわけではないが古いレスポールのギターと古いアンプで遊んでいると確かにクラシック的な音の雰囲気は似合わない。

クラシック音楽の中でもバロック音楽とロマン派音楽とは部屋の雰囲気が変わるだろう。逆にバロック的な部屋でのイメージを意識した演奏は適切な演奏につながるかもしれない(驚異の部屋:ヴンダーカンマーの雰囲気かもしれないが)。一方、ロマン派音楽は芸術家が住んだような小さく質素な部屋でありたけの情熱を文章にしたり楽譜やキャンバスに叩きつけるイメージかもしれない。先日のデ・キリコ展でそんなことも感じた。

バッハの音楽は「建築物のように」と教わるものだが、バッハに限らず部屋や建築物を意識して弾くのは発見がありそうだ。

石田 朋也

1974年愛知県生。2000年名古屋大院修了。ヴァイオリンは5歳から始め、1993年よりヴァイオリンの指導を行う。大学院修了後、IT企業のSEとしてNTTドコモのシステム開発などに携わる。退職後の2005年より「ヴァイオリンがわかる!」サイトを開設し情報発信を行う。これまで内外の1000人程にヴァイオリン指導を行い音大進学を含め成果を上げている。また写真家としてストラディヴァリはじめ貴重な楽器を400本以上撮影。著書「まるごとヴァイオリンの本」青弓社

美しい音が好物。バッハ無伴奏がヴァイオリン音楽の最高峰と思う。オールドヴァイオリン・オールド弓愛好家。ヴィンテージギターも好み。さだまさしとTHE ALFEE、聖飢魔IIは子供の頃から。コンピュータは30年程のMac Fan。ゴッドファーザーは映画の交響曲。フェルメールは絵画の頂点。アルファロメオは表情ある車。ネコ好き。

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