灼熱のなか新札とデ・キリコ展とビリヤニ

暑い中歩いて郵便局に行って新札に交換してもらった。夏目漱石の千円札なんてあったのでこの機会に。今のところ5枚までとのことなのでレッスンでのお釣りは当面旧札でご容赦ください。

ユーロ札っぽい。小さく見えたのだがサイズはこれまでと全く同じで意外。ホログラムの顔が回転して面白い。偽造防止はもちろん、目の不自由な方への配慮や、効率的に事務処理できる配慮に自分は好印象。

日陰を選びつつ歩いて駅まで行き電車で上野へ。開催中のデ・キリコ展へ。車の売却など身の回りのことが落ち着いてようやく行けた。灼熱の上野公園は通常月曜休みだがこの日は開館していた。照り返しが熱い。

デ・キリコの回顧展は10年ぶりだそう。美術館の中は涼しい。

遠近感をずらした絵も写真で見るような平面的な絵ではなく、実物は現実世界以上の広がりを持つ。絵の中の世界と理解はしつつ妙にリアリティがある。特に離れて見るとそこに存在しているようだ。明るいけれど憂いを感じる景色がイタリアン。普通の絵の上手さは格別。テンペラ画などの古典からルノアールっぽい印象派、現代までどんなスタイルででも描けるスーパーテクニック!(ピカソと同じです)。顔のないマヌカンは「理性的な意識を奪われた人間」とのことだが、肉体を離れた魂そのものだろうかと自分は感じた。魂そのものの浮遊は音楽に通じる。

いろいろ感じることが多く連想も膨らむとても良い展覧会でした!

本展覧会は撮影禁止なので撮影可能なパネルのみ

上野公園から上野駅を突っ切って、さらに歩いて、以前しばしば訪れた南インド料理店へ。胃の調子を悪くしてから6年ほど行っていなかった。

ラムビリヤニを。こんなに量が多かったっけというボリューム
相変わらず美味し
ハリマ・ケバブ・ビリヤニというお店です