サイト更新:社会が変化した中でのヴァイオリンの先生の選び方

土曜・日曜は東京にてレッスン。ご利用・お越し頂いた皆様有難うございました。弓をお求めの方も有難うございました。上質な弓は弾き方の発想からして全く異なります。うまく使いこなすご参考にして頂ければと思います。

新「ヴァイオリンがわかる!」サイトの更新。旧記事の「ヴァイオリンの先生を探すポイント」と同じタイトルですが、完全に書き直しました。20年前と社会が大きく変わった事に直面する事になり難航しました。よろしければご覧下さい。

https://www.violinwakaru.com/wdprs_ex/10/ヴァイオリンの先生を探すポイント

結局のところ、自分にとってメリットになる人物を見つけるには、という原点に立ち戻る事になってしまった。

論理性、計画性、行動力を伴った人柄、少し人情も。それって選挙と同じだなと。政治はものすごく重要な仕事なのに批判記事を読んでは溜飲を下げがちだ。それなら自分が政治家になってみればと思う。その思考実験だけでも「良い人」なだけではできない仕事とわかる。誰を選んだら自分にとってメリットなのか。我が事として考えるのならいい加減な投票もできるものではないだろう。

ヴァイオリンの先生も似たようなもので、単なる「良い人」では他人をうまくする事はできない。ヴァイオリンの演奏技術を完成させるためには、知識や論理性だけでなく抜け目ない狡賢さも策略も必要だ。習う側自身にとってメリットになるためには、狡猾に策略をもって冷徹に適切な道先案内をしてくれるガイドが望ましい。我が事と考えるのならきちんと選んではと思う。

自分自身も、レッスンにお越しになる方にとってメリットになるように、とありたいもの。ただ、善かれと思ったこともハラスメントにされる世の中なので、メリットを提供できているかは自分では判断がつかないですかね・・・。

子供の頃に先生に「買いなさい」と言われ購入したチューニングメーター
1983年の製品。定価19,800円と高額だった
今になって思えば先進的な先生だったと気付かされ感謝なのです
先生はストロボチューナーもお持ちでした(すごいです)
けれども現代では「買いなさい」は問題視されることになりそうだな・・・

石田 朋也

1974年愛知県生。2000年名古屋大院修了。ヴァイオリンは5歳から始め、1993年よりヴァイオリンの指導を行う。大学院修了後、IT企業のSEとしてNTTドコモのシステム開発などに携わる。退職後の2005年より「ヴァイオリンがわかる!」サイトを開設し情報発信を行う。これまで内外の1000人程にヴァイオリン指導を行い音大進学を含め成果を上げている。また写真家としてストラディヴァリはじめ貴重な楽器を400本以上撮影。著書「まるごとヴァイオリンの本」青弓社

美しい音が好物。バッハ無伴奏がヴァイオリン音楽の最高峰と思う。オールドヴァイオリン・オールド弓愛好家。ヴィンテージギターも好み。さだまさしとTHE ALFEE、聖飢魔IIは子供の頃から。コンピュータは30年程のMac Fan。ゴッドファーザーは映画の交響曲。フェルメールは絵画の頂点。アルファロメオは表情ある車。ネコ好き。

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