新サイト更新:ヴァイオリンの温度・湿度管理

土曜は東京にて、日曜は愛知にてレッスン。お越し頂いた皆様有難うございました。久しぶりにお越しの方もおられ嬉しく思いました。

新「ヴァイオリンがわかる!」サイトの更新をしました。過去記事をリライトした記事の3つ目です。時期的にタイムリーかとも思いますし、ヴァイオリンの温度と湿度管理についてです。今回もほぼ書き直しました。よろしければご覧ください。

https://www.violinwakaru.com/wdprs_ex/30/ヴァイオリンの温度・湿度管理

とかく「湿度は悪、乾燥が善」となりがちなヴァイオリンの湿度管理。この意識はかなり問題があって、大きな修理代金にもなりかねません。また、昭和の時代に比べてかなり上がった温度についてはより大きな修理代金にもつながります。

ダメージの大きさを修理代金の大きさで示すことにしました。ヴァイオリンはとかく「心」「気持ち」で語られがちですが、結局のところ大きなダメージもお金で解決することはできます。

その観点は元記事では存在しなかったのですが、結局、温度・湿度管理の要点は興味や関心、楽器への愛情では無くお金なのかなと思うようになりました。そして大きな修理をするほどオリジナリティは損なわれますので、見た目はきれいで音が良くなっていても買取価格はとても安くなってしまいます。

そのように金銭面での観点で考えると、温度・湿度の管理も含め破損させない事の意味がリアリティを持って感じ取ってもらえるかとも思いました。少し寂しいですが。

暑さで溶けたニス
そのことよりも修理代金30万円と言った方がリアリティが出ると思い直しました

石田 朋也

1974年愛知県生。2000年名古屋大院修了。ヴァイオリンは5歳から始め、1993年よりヴァイオリンの指導を行う。大学院修了後、IT企業のSEとしてNTTドコモのシステム開発などに携わる。退職後の2005年より「ヴァイオリンがわかる!」サイトを開設し情報発信を行う。これまで内外の1000人程にヴァイオリン指導を行い音大進学を含め成果を上げている。また写真家としてストラディヴァリはじめ貴重な楽器を400本以上撮影。著書「まるごとヴァイオリンの本」青弓社

美しい音が好物。バッハ無伴奏がヴァイオリン音楽の最高峰と思う。オールドヴァイオリン・オールド弓愛好家。ヴィンテージギターも好み。さだまさしとTHE ALFEE、聖飢魔IIは子供の頃から。コンピュータは30年程のMac Fan。ゴッドファーザーは映画の交響曲。フェルメールは絵画の頂点。アルファロメオは表情ある車。ネコ好き。

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