弓で音楽の活きが全然変わるね!

水曜は東京にてレッスン。お越しの皆さま有難うございました。暑くなったり寒くなったり乾いたり蒸したり。既に6月のような天候・・・。時期が適切かわかりませんが、キュウリとエダマメを植えてみました。去年のゴーヤみたいに大量にできたら皆さま助けて下さい(期待しないで)。

2024年の自分のモットーは「GoGo!」で積極的にいろいろ進めることにしている。現在、自由になる時間が多めなので、この機会にいろんな片付け物を。Facebookに書いたが、ギター用のデジタルエフェクターやドラムマシンを売却したり。先日アップデートのあったApple Logic Pro 11に完全に負けてしまった。そりゃ16年前の電子機器とは処理能力が全然違うだろうよ・・・。

それからローランドの電子チェンバロC-30の修理依頼も。ローランドはかつてクラシック楽器の電子化に積極的だった時があり、電子パイプオルガンなんかも作っていた。音は問題なく出るのだが操作パネルのスイッチがうまく機能しなくなっていた。生産終了になったので部品供給のあるうちにと。

以前レッスン室に置いてあったので長くレッスンにお越しの方はご記憶かもしれません
鍵盤のタッチも音も大変に意欲的な製品

ヴァイオリンに関しても次第に手放す事を考えている。という話を先日書いたらご興味持たれた方がおられ、お越しになりうちの弓を試奏して頂いた。今回2回目だが、レッスン以外の状況で自分の弓を客観的に聴く機会はなかなかないので自分としても興味深く拝聴させて頂いた。手放すつもりのない弓も含め聴かせて頂き。

こんなに音楽が変わるんですね!自分で分かっているから夢中になって弓も買い集めたわけだが、おお!と感嘆の声が上がるくらいには変わる。自分の方が楽しくなってしまった。

改めて楽器によってこれほどまで聴こえる景色が変わる事。ここのところヴァイオリンの楽器業界は不況と聞くが、ぜひ楽器の持つ力についても知ってほしいと思う。レコードが流行っているのだとしたら、同じように音楽が活きて動き出すものなのだから(レコードの10倍くらいは弓で音楽に命が宿ります)。値段は高いのだが、それに見合った価値はあると自分は思う(ただ音楽自体の価値が下がっている現実はある・・・)。

興味深い経験をさせて頂きました。いや〜、良い弓って本当にいいもんですね!(水野晴郎風:知らない方は知らなくて良いです。昭和の話です^^;)

うちのスペシャルな弓3本
これを入手できたので他の弓は要らなくなってしまったとも言える
どなたか弓をお求めの方いらっしゃいます?(お安くご提供致します)

石田 朋也

1974年愛知県生。2000年名古屋大院修了。ヴァイオリンは5歳から始め、1993年よりヴァイオリンの指導を行う。大学院修了後、IT企業のSEとしてNTTドコモのシステム開発などに携わる。退職後の2005年より「ヴァイオリンがわかる!」サイトを開設し情報発信を行う。これまで内外の1000人程にヴァイオリン指導を行い音大進学を含め成果を上げている。また写真家としてストラディヴァリはじめ貴重な楽器を400本以上撮影。著書「まるごとヴァイオリンの本」青弓社

美しい音が好物。バッハ無伴奏がヴァイオリン音楽の最高峰と思う。オールドヴァイオリン・オールド弓愛好家。ヴィンテージギターも好み。さだまさしとTHE ALFEE、聖飢魔IIは子供の頃から。コンピュータは30年程のMac Fan。ゴッドファーザーは映画の交響曲。フェルメールは絵画の頂点。アルファロメオは表情ある車。ネコ好き。

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