久しぶりにレッスンにお越し頂けるのは私も嬉しいです

水曜・木曜は東京にてレッスン。ご利用&お越し頂いた皆様有難うございました。今回久しぶりにお越しの方がおられ嬉しかったです。いろいろご都合をつけてお越し頂いたのだと思います。楽器の音は出にくくなっていて駒の角度を直させて頂いたものの、技術的な衰えはほとんど見られず安心しました。

ここのところ間が空いていて久しぶりにレッスンにお越しの方が続いている。久しぶりにレッスンにお越し頂けるのは私としても嬉しい事。ヴァイオリンへの興味や向上心を持ち続けていることを意味するし、ヴァイオリンを弾く程度に平和な日常を取り戻されている事にも安心する。

教える側として向上心を失ってしまわれている事は悲しい事。教える側の仕事はご自身で自立して上達できるようになって頂く事なので、花をつけるはずの木をご自身で育てるのを止めてしまっているのなら悲しい事だ(その場合もゼロになってしまう事はなく比較的短期間で復元できますが)。

教える仕事は人間関係が深い仕事で、平和に過ごされているだろうかと心配事も多い(達者で暮らしているだろうかと子を心配する親のようなものです)。ヴァイオリンを弾いているどころではない日常になってしまったケースも多い。お仕事で大役を任されたりお子さんが産まれりならお祝いすべき事かとも思うが、お仕事で消耗しきってしまったりご自身のご病気やご家族の介護で疲弊してしまったりもある。

ヴァイオリンへの向上心を持ちつつ、ヴァイオリンを弾ける程度に平和で心身ともに健康である事。こうやって長年多くの方も見ていると、とても得難い貴重な時間と感じる。できる時はとても限られている。私自身もだが、その時間に恵まれている時に集中的に勉強を進めていきたい。

間が空いて問題になるのはたいてい駒の角度
駒の角度が不適切だと著しく音が出にくくなります
ご自身で直せるよう必ず説明はしますが
勇気を持ってご自身でもなさってみて頂きたく

石田 朋也

1974年愛知県生。2000年名古屋大院修了。ヴァイオリンは5歳から始め、1993年よりヴァイオリンの指導を行う。大学院修了後、IT企業のSEとしてNTTドコモのシステム開発などに携わる。退職後の2005年より「ヴァイオリンがわかる!」サイトを開設し情報発信を行う。これまで内外の1000人程にヴァイオリン指導を行い音大進学を含め成果を上げている。また写真家としてストラディヴァリはじめ貴重な楽器を400本以上撮影。著書「まるごとヴァイオリンの本」青弓社

美しい音が好物。バッハ無伴奏がヴァイオリン音楽の最高峰と思う。オールドヴァイオリン・オールド弓愛好家。ヴィンテージギターも好み。さだまさしとTHE ALFEE、聖飢魔IIは子供の頃から。コンピュータは30年程のMac Fan。ゴッドファーザーは映画の交響曲。フェルメールは絵画の頂点。アルファロメオは表情ある車。ネコ好き。

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