GW企画6日目:世界の情報に接してみよう

ヴァイオリンは西洋の楽器です。当たり前と誰もが分かっているはずのことですが、考え方や情報のスタンスから日本は遠く東の果ての国であることを感じます。

世界標準のヴァイオリン情報としてまず挙げたいのが、弦楽器専門誌The Stradです。学問の世界にいた/いる方ならご存知の通り、例えば科学の世界ならNatureやScienceなど権威ある情報源が存在します。ヴァイオリンの世界ではThe Stradがそれに相当すると言えます。

The Strad, essential reading for the string music world since 1890
Since its launch in 1890, the magazine has brought its readers the best features, comment and analysis on all issues of interest to string t…

購読しなくてもある程度の記事は読めます。iOSなどの翻訳機能を使えば概ね内容は把握できます。演奏家たちのインタビューからは音楽全体を作る発想の論理性に驚かされます。音楽はフィーリングではないのです。そしてクラシック音楽も進化し現代に合わせた現在進行形であることも。

だいぶ前のThe Stradですがインターネットが不便な頃は定期購読していました
この話題をヒントに「ヴァイオリンがわかる!」の記事にすることも多々ありました

石田 朋也

1974年愛知県生。2000年名古屋大院修了。ヴァイオリンは5歳から始め、1993年よりヴァイオリンの指導を行う。大学院修了後、IT企業のSEとしてNTTドコモのシステム開発などに携わる。退職後の2005年より「ヴァイオリンがわかる!」サイトを開設し情報発信を行う。これまで内外の1000人程にヴァイオリン指導を行い音大進学を含め成果を上げている。また写真家としてストラディヴァリはじめ貴重な楽器を400本以上撮影。著書「まるごとヴァイオリンの本」青弓社

美しい音が好物。バッハ無伴奏がヴァイオリン音楽の最高峰と思う。オールドヴァイオリン・オールド弓愛好家。ヴィンテージギターも好み。さだまさしとTHE ALFEE、聖飢魔IIは子供の頃から。コンピュータは30年程のMac Fan。ゴッドファーザーは映画の交響曲。フェルメールは絵画の頂点。アルファロメオは表情ある車。ネコ好き。

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