上手くなるかは見る目・聴く耳次第かも

土曜は東京にて、日曜・月曜は愛知にてレッスン。お越し頂いた皆さま有難うございました。

今回の富士山。曇り空なのにこれだけハッキリ見えるのは珍しいのです。
日本画のような美しい日本の風景。

上手くなる方の傾向はあって、それはご自身の見る目・聴く耳次第なのかもしれない。

お話を伺うとお父様が大変音楽好きだったり、ヴァイオリン以外の別の楽器を巧みになさったり、音楽でなくても美術にお詳しかったり、別の分野で高度な知識をお持ちの場合もある。見聞きしているものが自分で発する情報にもなりうる。良いものを多く知っている人は良いものを発することができる。

自分自身は・・・、環境はあったのかな?両親はマニアというほどではない程度の音楽好き、祖父は音楽の先生でヴァイオリンも弾いたらしいしピアノもあったそうだ。けれど自分で良いものを探そうとしたかなあ。図書館でCDを片っ端から借りては上手い演奏を、展示会で全ての楽器弾いて印象に残った製作家を知っていったかな。そんな事を繰り返し40年。ギターや最近は自動車でも同じように。

長年世界的に評価され続けた良いものを良いと分かるようにはなったと思う。クレモナの名品もフランスのオールドボウも。逆に良くないものに接するとあくびが出たり身体がかゆくなったりするようにも。良いものを発することができるようになったかは分からないけれど。

引き続き多くの事を見聞きできるようになりたいな。

石田 朋也

1974年愛知県生。2000年名古屋大院修了。ヴァイオリンは5歳から始め、1993年よりヴァイオリンの指導を行う。大学院修了後、IT企業のSEとしてNTTドコモのシステム開発などに携わる。退職後の2005年より「ヴァイオリンがわかる!」サイトを開設し情報発信を行う。これまで内外の1000人程にヴァイオリン指導を行い音大進学を含め成果を上げている。また写真家としてストラディヴァリはじめ貴重な楽器を400本以上撮影。著書「まるごとヴァイオリンの本」青弓社

美しい音が好物。バッハ無伴奏がヴァイオリン音楽の最高峰と思う。オールドヴァイオリン・オールド弓愛好家。ヴィンテージギターも好み。さだまさしとTHE ALFEE、聖飢魔IIは子供の頃から。コンピュータは30年程のMac Fan。ゴッドファーザーは映画の交響曲。フェルメールは絵画の頂点。アルファロメオは表情ある車。ネコ好き。

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