2023年も今日で終わりです。今年も有難うございました。
今年のモットーは「走ろう、笑おう」でしたが全く実現できませんでした。2022年は意欲的に動けたので、2023年はより加速させるぞと思った矢先の3月にコロナ感染。1ヶ月間は歩くことすら息切れしました。10月に人前での演奏を何とか終わらせて技術レベルを上げるぞと思った矢先に五十肩。寝られない痛みでした。
今年はダメダメでした。実家のことでも心配事が多かったし、前進できたことも多くありませんでした。出かけた土地も少なく、大きな買い物もありませんでした。
レッスンにお越しの方もご家族の具合が悪くなってしまった方が多く。自分は陰謀論は信じませんがコロナは病理的な点だけでなく社会的な様々な点で心身に影響をおよぼしたのかもしれません。お仕事も急にお忙しくなったり、様々な物品の値上がりでヴァイオリンどころではなかった方も多かったとも思います。
来年2024年はまずは自分にとって意欲的な年にできるように、皆様や皆様のご家族にとりまして心身ともに元気な良い一年になりますよう祈念致しております。どうぞ良いお年をお迎え下さい。
以下、私事ですがよろしければご覧下さい。
ヴァイオリンがわかる!の2023年
「ヴァイオリンがわかる!」サイトは粛々と更新を続けることができた。
今年はインターネット環境に大きな変化のあった年と言える。X(旧Twitter)とChatGPTだ。
2016年から毎日続けてきたXの使い方を変えた。度重なる仕様変更に扱いにくくなったため距離を置くことにして、この日記を中心にすることにした。
「つぶやくこと」の価値付けが一部の人物に左右されるようになりSNSの時代は終わったと肌で感じている。つぶやきがステークホルダーへの広告収入をもたらす行為にすぎないのならSNSではなくなる。ましてChatGPTによるそれらしい投稿が増えれば一般的な情報は価値を失う。
次には何が来るのか。実体験、実感、といった生情報と考えている。以前から自分の言葉で生情報を示すようにしているが推し進めていきたい。
レッスンの2023年
愛知のレッスンには大変多くの方にご利用頂いた。一方、東京のレッスンはコロナの5類移行後余裕が多めだった。
お子さんの頃からお越し頂いていた方が専門の道に進むべく進学したのは嬉しいニュースだったし、長くお越しの方が音楽がとても好きなご家族から評価を頂いたお話も、私としてとても嬉しい事だった。
五十肩になったこと、笑い話のような五十肩だが腕を資本としている身にはかなりこたえた。ただ、五十肩をきっかけに弾き方を模索したらボウイングや弓について大きな発見に繋がった。音色・音程ともに改善できたと思う。

手持ちのリュポスクールの弓がこれほどまでに鳴るとは!ペカット以上かも
もう一本のリュポスクールも同じように弾いてとても鳴る
五十肩にならなければ絶対に気が付かなかった
11月になって昨年からの願望だったフランス車に乗れたことは音楽経験として衝撃的だった。フランス車の車内ではこれほどフランス音楽が似合うとは。「解釈」の大前提を突きつけられ、国による音楽の位置付けや存在意義を改めて考えさせられ、弾き方としても相当に見直す機会になった。

レンタカーでプジョー208。ふわふわと柔らかなサスペンションと軽い操作
肩の力が抜けるというか傍観者的に景色が見えた
知覚は周辺環境に依存するが、フランスの空気感とフランス音楽は似合った
年末になってApple Home Podの第2世代を買った。驚くほどの高音質で、これまでのオーディオ機器は手放すことに決めた。自分の音楽人生としてオーディオ機器からのしがらみが無くなること、新しい観点で音楽を聴けること大前進。

マッキントッシュのアンプなどで構成された
結構良いオーディオ機器を使っていたのです。
それ以上の音質で心底驚かされました。
前年に引き続き、自分にとって役割の終わった楽器は手放し、お役立て頂ける方に使って頂く方針を続けた。アコースティックギター1本を手放し、もう1本とエレキベース1本を委託販売に出した。来年も同じ方針で進めたい。
2023年のわたくしごと
3月にコロナ感染し、10月には五十肩に。多くの人が罹患することだが、それなりにしんどく。今年は実家のこともあり、子供の頃を思い出すことも多く、そのためか行動も過去の精算的・懐古的だったかもしれない。
6月に佐野市と栃木市に。栃木市はとても気に入って10月にも再訪した。栃木市は子供の頃に両親がもらってきたANAの機内誌の記事で見て以来行ってみたかった土地だった。長年の願望が叶った。
そしてレッスンにお越しの方に栃木市出身の方がいらっしゃると聞きご縁を感じた。

6月に行った時

10月に行った時
幼児の頃から自動車は好きだった。40数年経って自動車のイベントに出かけることができた。5月に上尾市、9月に足利市。古い車や貴重な輸入車が音と煙を出して走る姿に接する事ができた。そして子供の頃から名前は聞いていたものの機会がなかった東京モーターショー。

5月の上尾アリオで開催された旧車のイベント

9月に足利市栗田美術館駐車場で開催された輸入車のイベント

東京モーターショー(東京モビリティショー)。やっと行けた
同じく好きだった鉄道。小学生の頃本で読んで行ってみたいなと思っていた青梅鉄道公園にやっと行けた。それだけのことに40年もかかってしまった。その後改装工事に入ったので最後の機会だった。

動輪が5軸のタンク式機関車E10が子供の頃に見てみたかった
大した事ではないが40年来の夢が実現できた
この夏は家の花壇でゴーヤカーテンを作ってみた。土が良かったのか暑い夏が生育によかったのかゴーヤがたくさん採れた。もらって頂いた皆様有難うございました&助かりました。

思った以上によく育って陽よけにもなり、
人生でこれほどゴーヤを食べたこともなく
10月に信州の美ヶ原。信州は大学生の頃の思い出の土地で美ヶ原も学生の頃にもしばしば訪れた。

美ヶ原からの景色。
途中紅葉もきれいでしたし4Cでのドライブも楽しみました
11月に福島。高校生の頃の修学旅行は福島(会津)だった。その時に終のすみかにする土地と思ったほど気に入った土地だったが、今回の訪問でもやはり素敵な土地だった。

念願の磐梯吾妻スカイラインを走ってきました

高湯温泉も行ってきました
今年は五十肩になる前も右腕の具合が良くなくあちこちの温泉に行った
上記の通り11月に念願のフランス車にて伊豆半島へ。今ひとつ分からなかったフランス音楽がこの車の中では存在意義を持って感じられた。驚きだった。


完璧な富士山が見られました
展覧会は少し行けた。抽象画を中心とした好きなタイプの展覧会。


セザンヌからピカソ、ブラックなど大変豪華でした