年末とは全く関係ありませんが材料シリーズ。 合わせ目の無い一枚板の裏板に価値を持たれがちですが、全くと言っていいほど価格も音も違いはありません。

同じく「300年前の」「もう手に入らない」など材料でのアピールは聞き過ぎない方が割安に良いヴァイオリンを入手しやすくなります。
例えるなら自動車を「もう手に入らない50年前の鉄板」で作られることに価値づけするようなものです。性能に全く無関係とは言えませんし、特有の味わいが出るのかもしれませんが、性能の与える影響は非常に少ないでしょう。
ヴァイオリンについても性能の大半は設計思想であること、それからどのように作られるかなのです。演奏も同様で一定の技術があればどのように弾くかが問題になります。ハイフェッツの優れているところは技術よりも音楽の設計なのです。