蔵出しヴァイオリン書籍シリーズ。子供のヴァイオリンレッスンの事例集で、学術論文ほど厳格ではないもののちょっとした論文とも言える内容です。表紙のイメージと違って硬派な本です。

自分が習ったフィーリングだけで教えている先生も少なくないかもしれませんが、こういった先行研究を充分に読み込んでレッスンは行うものです。そうでなければ上達を保証する商売にはなり得ません。
うちでは主に大人の方に教えていますので、子供向けのレッスンとはスタンスが異なります。一般的に言われている事は子供向けのレッスンで言われる事が多く、その差異を把握するためにも子供向けのレッスンを知っておく必要があります。
例えばうちのレッスンでは基本的に力を抜いた弾き方で行います。けれども子供向けには力を入れる方向の弾き方であることは多いものです。
「頑張って弾きなさい!」で通用するのは子供だけ。大人を最初から力を入れて弾かせるとそれはもう聴くに耐えないものになります。大人にとっては力を入れるのは簡単なのです。音が小さいと感じる方は?大半は駒からの弓の距離と音価が原因です。「頑張って」力で弓を振り回して解決するものではありません。
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松中 久儀 小さな手のためのヴァイオリン・レッスン ヴァイオリン教室「ヴァイオリンがわかる!」
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