蔵出し書籍シリーズ。初めて買ったヴァイオリンの写真集。

一般書ですが良書です。最初に手にしたのは図書館だったと思います。この本を文字通り穴のあくほど眺め、ストラディヴァリは、グァルネリ・デル・ジェスの特徴は・・・、と学び取ろうとしました。オールドイタリーだけでなくスタイナーやクロッツ、新作楽器も掲載されているのが貴重です。
それから月日が経ち、ヴァイオリンを撮影する仕事も多く頂きました(500挺程を撮影しました。現在では行っていません)。ストラディヴァリもグァルネリも手に取って、音も出して、ファインダー越しにも、背景を削除する作業が必要なのでディスプレイ越しにも、多くの名品に接しました。
自分は製作など楽器側ではなく演奏の側ですが、演奏には楽器の事実を見た目や音だけでなく振動や触感、楽器の柔らかさなど手の感触でも知っている必要もあると考えています。
憧れや願望といったメルヘンではなく、事実に多く接することができました。そこが自分にとって貴重な財産です。最も貴重な情報というのは伝聞ではなく直接の体験から得た自分にとっての事実なのです。
この書籍はメルヘンチックではなく事実を論理的に記してあります。それが自分の礎になっていたのかもしれません。
この書籍の目次などはこちらもご覧下さい(そう言えばこんなページも作ってあったのでした^^;)。
渡辺 恭三 ヴァイオリンの銘器 ヴァイオリン教室「ヴァイオリンがわかる!」
ヴァイオリンの書籍や映像のリストです。演奏技術、ヴァイオリニスト、楽器や歴史について手持ちの書籍や映像を紹介しています。
「ヴァイオリンがわかる!」サイトのヴァイオリンの書籍(楽器・ヴァイオリンの歴史)のリストはこちらです(一覧ページも作ってありました。自分で忘れていました)。
ヴァイオリンの書籍(楽器・ヴァイオリンの歴史) ヴァイオリン教室「ヴァイオリンがわかる!」
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