早く上手くなりたい方には

時間効率よく上手になりたい。誰しも思うことです。Z世代は時間効率を重視するとも聞きます。

もし本当にそう願うのであれば、ダイジェスト版ではないカイザー36曲を全曲を2週間でまずはこなしてみて下さい。こなすだけではクオリティは期待できませんし決して楽ではありませんが、まずスタートラインには早く立つことができます。

カイザーはレッスンで大半の方にやって頂いていますが、こなせる方は5曲ずつまとめて進める場合があります。可能なら集中的に取り組むことが時間効率を高めることにもなります。

外国語の勉強を悠長に進めても一向に成果は上がりません。集中的に質より量をこなす事で獲得できることは確かにあります。

同様にクロイツェルやローデもまずは集中的に進めた上でスタートラインに立てます。これも可能なら数曲ずつまとめて進めたいものです。

石田 朋也

1974年愛知県生。2000年名古屋大院修了。ヴァイオリンは5歳から始め、1993年よりヴァイオリンの指導を行う。大学院修了後、IT企業のSEとしてNTTドコモのシステム開発などに携わる。退職後の2005年より「ヴァイオリンがわかる!」サイトを開設し情報発信を行う。これまで内外の1000人程にヴァイオリン指導を行い音大進学を含め成果を上げている。また写真家としてストラディヴァリはじめ貴重な楽器を400本以上撮影。著書「まるごとヴァイオリンの本」青弓社

美しい音が好物。バッハ無伴奏がヴァイオリン音楽の最高峰と思う。オールドヴァイオリン・オールド弓愛好家。ヴィンテージギターも好み。さだまさしとTHE ALFEE、聖飢魔IIは子供の頃から。コンピュータは30年程のMac Fan。ゴッドファーザーは映画の交響曲。フェルメールは絵画の頂点。アルファロメオは表情ある車。ネコ好き。

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演奏技術のお話