ある程度のヴァイオリンを弾いている方なら、ソレラミ、ファ#、ド#など頻用する音程は絶対音感の有無によらず大体把握できるものです。
そうなると注意すべき音はあまり知らない音と言うことになります。例えば、ド♭やミ#などは馴染みが薄いでしょう。それぞれシやファに読み替え馴染みある音として把握する方法もあるし、そのまま把握しようとする方法もあり得ます。そのまま把握するには信頼できる音で確認するのがよいと言えます。
ピアノなどの鍵盤楽器やスマホアプリのキーボード利用で充分効果的と思います。目的はただ鍵盤を叩いて音を出しました知らない音を知った音にしようとすること。そこに着目なさると良いと思います。

TEチューナーというアプリです。様々な練習支援になります。
こういった鍵盤楽器での確認を否定する意見があるのも知っています。細かい音程が違うと指摘したい人がいるのも承知しています。ですが特別な能力が不要で誰にでも簡単にローコストで音程を確認しうる手段としては最適と思います。音程の精度より音楽ができるかどうかの方が大事です。
例えば「ガット弦でこそヴァイオリンの音程を取れるもの」はある意味事実です。けれどもメリットとデメリットを天秤にかけて特に初歩段階ではまずは負担の少ない選択肢を提案するのが教える側の責務と考えています。