ヴァイオリンの材料シリーズ。
ペグ、テールピース、あご当て、エンドピンは通常同じ材を使います。エボニー、ローズウッド、ボックスウッドがよく使われます。写真はボックスウッド。

ペグ

テールピース

あご当て

エンドピン
茶色だから高級、黒いから安物ではありません。材で音色が変わりますので、ヴァイオリン本体の音色とバランスを取ります。
エボニー→ローズウッド→ボックスウッドの順で音は硬→柔になります。ヴァイオリン本体の木材が柔らかい新作楽器にはエボニーを、ヴァイオリン本体の木材が年月を経て干からびて硬くなっているオールド楽器にはボックスウッドを使うのは音のバランスを取るためと言えます。オールドだからと良いことばかりではなく音自体はかなり硬めでともすれば耳障りな音なのです。
材料は音のための選択であると考えると的確な選び方もできるだろうかと思います。