蔵出し書籍シリーズが続きます。江藤先生、浦川先生、独立の楽譜にはなっていませんが岩淵先生といった大先生が指導を入れた楽譜です。
かつて存在した弦楽器専門誌「月刊ストリング」の連載でした。写真は新しい楽譜ですが、私が中学生の頃の岩淵先生によるバッハ無伴奏の指導からですがリアルタイムに読んでいました。

レッスンの友社が無くなった後も古書店や山野楽器の在庫処分セールなどで
足で探してこのシリーズの多くを買い集めました
5つのモーツァルト、チャイコフスキーやブラームスなどのコンチェルトもあります

詳細が見えないよう解像度を下げた引いた写真でご容赦下さい
こんな形でどう弾くべきかの指導が多く記されています
こんな宝物のような連載があったのだから・・・。音楽とはこうやって解釈し取り組むもの、指導とはこうやるもの、と大いに学びました。現在では特に古典派以前の音楽では過剰解釈になりうるこういうアプローチは採用していませんが、昭和の頃の音楽に対する熱気は受け継ぎたいと思っています。
生前、楽器店でたまたま岩淵先生にお会いして直接お話を伺ったな・・・。自分には大事な思い出です。