休ませていたオールドヴァイオリン。静養明けで顎当てを取り付けて弦を張って音を出してみたら期待通り回復しました。人の声と同じで疲れたような声から元気を取り戻して張りのある声に。
テンションをかけ続けられたことで歪みが生じていたのでしょうね。弦を緩めて放置するだけで歪みが解消して音に改善が生じます。それだけの事を商売にされるケースもありますが・・・。
カールフレッシュの書籍に記されている事なので昔から知られた方法だろうかと思います。ガット弦をお使いの方はやり過ぎない方が良いかとは思いますが、よく弾く方でハイテンション弦をお使いの方には効果が期待できます(逆に言うとハイテンション弦は楽器に負担が大きい)。よろしければお試し下さい。

今度はもう一つのオールドヴァイオリンが静養に入りました。