不評であろう蔵出し書籍シリーズ。子供の頃に使っていたセブシック。表紙はどこかに行ってしまってテープで貼ってあってボロボロです。多く使ったのだと思います。

自分はみっちりやったクチですが、うちのレッスンは大人を対象にしているので特別にご要望がなければセブシックは基本的には採用していません。
昔々、初期の頃のレッスンではやっていたんです。しかもこういうのをみっちりやると基礎を重視した良い指導のように思われがちです。けれども単純パターンの反復練習は音楽に表情・意味を見出す大人には向かないと。例えるなら「五十音」は発音の要素として重要です。でも「五十音」が暗唱できても話せるようにはならないのです。
音楽に表現や表情を意味を見出さない段階のお子さん、およびかなり進んで充分弾けるようになった方には絶大なる効果が期待できます。