不評であろう蔵出し書籍の紹介が続きます。ハイフェッツの本。

子供の頃に習っていた先生の書棚にあって、それを手掛かりに名古屋市まで出かけて買った本です(子供には実家から名古屋市はとても遠かったのです)。中学生か高校生の頃だったと思います。こんな書籍は通常は存在すら知り得ないもの。
昔から言われるように、良い先生は望む生徒には技術や知識を盗めるようにしておいてもらえるもの。見えるところにこういった本が見えるようにして下さっていた。オーディオ機器もCDも見えるところにあった。常に良い楽器でレッスンをして頂いていた。適切な高さに譜面台も調整して頂いていた(譜面台の高さも重要な技術です)。
うちでもその教える側の姿勢は踏襲しています。読む価値のあるヴァイオリン関係の本はレッスン室の見えるところに置いてあります。どうでもいいヴァイオリンの本は別の部屋にあります。
それをどう捉えるかはお越しの方次第。これ見よがしに格好をつけてと思う人はそれなりなのでしょうし、学べる人は学べるはずです。