興味の無い方には全く興味が無いであろう蔵出し手持ちの書籍シリーズ。先日の大掃除で久しぶりに開いた昭和5年の「ヴァイオリン名曲集」


通好みの曲が多く入っているため神保町の古本屋さんで見つけて買ったもの。IMSLPが利用できる前はこうやって楽譜を見つけては買い集めていた。安価だったのだと思う。
クライスラア「ヴイーン狂想曲」、サラサーテ「流浪者の歌」、シウマン「夢想」といった現代のヴァイオリン名曲集に入っている曲も、ヴイニアフスキイやモスコフスキイ、アルベニイスといった少し通好みの曲も入っている。クライスラーは存命中だったはずで画期的かつ意欲的な世界音楽全集だったのだろうか。

フィンガリングも全然おかしくない。誤植や位置がおかしい部分はある
外国の楽譜の丸写しかもしれないが大変な努力だっただろう


昭和5年の時点で存命中だった「この道の大家イザイ氏」。ヨアヒムの楽譜とイザイの音の違いについての記述のようです。こういう先人の努力を見ると頑張らなくちゃと思います。