弓はフランスの定評〜上手い演奏にもつながる

ヴァイオリンはイタリア、弓はフランスと言われます。世間一般でも高額なヴァイオリンはイタリア、高額な弓はフランスがほとんどです。自分自身もイタリアのヴァイオリンとフランスの弓を多く使っています。

別にその定評に異論を唱えるつもりはありません。ともすれば変な人は持論に都合のいいマイナスポイントをあげつらい反論して自分を正当化しがちなもの。自分はそうではなく定評を基本的にはそのまま受け入れます。その一方で国籍によらず良いものも多くある事も充分知っています。

けれども定評だからと分かった気にはならず、なぜ定評とされるのか考え続けるのは演奏上も望ましいことでしょう。フランスの弓が良いとされるなら、その特徴や性質を知ると結果的に適切なボウイングができます。

石田 朋也

1974年愛知県生。2000年名古屋大院修了。ヴァイオリンは5歳から始め、1993年よりヴァイオリンの指導を行う。大学院修了後、IT企業のSEとしてNTTドコモのシステム開発などに携わる。退職後の2005年より「ヴァイオリンがわかる!」サイトを開設し情報発信を行う。これまで内外の1000人程にヴァイオリン指導を行い音大進学を含め成果を上げている。また写真家としてストラディヴァリはじめ貴重な楽器を400本以上撮影。著書「まるごとヴァイオリンの本」青弓社

美しい音が好物。バッハ無伴奏がヴァイオリン音楽の最高峰と思う。オールドヴァイオリン・オールド弓愛好家。ヴィンテージギターも好み。さだまさしとTHE ALFEE、聖飢魔IIは子供の頃から。コンピュータは30年程のMac Fan。ゴッドファーザーは映画の交響曲。フェルメールは絵画の頂点。アルファロメオは表情ある車。ネコ好き。

石田 朋也をフォローする
演奏技術のお話