ヴァイオリンはイタリア、弓はフランスと言われます。世間一般でも高額なヴァイオリンはイタリア、高額な弓はフランスがほとんどです。自分自身もイタリアのヴァイオリンとフランスの弓を多く使っています。
別にその定評に異論を唱えるつもりはありません。ともすれば変な人は持論に都合のいいマイナスポイントをあげつらい反論して自分を正当化しがちなもの。自分はそうではなく定評を基本的にはそのまま受け入れます。その一方で国籍によらず良いものも多くある事も充分知っています。
けれども定評だからと分かった気にはならず、なぜ定評とされるのか考え続けるのは演奏上も望ましいことでしょう。フランスの弓が良いとされるなら、その特徴や性質を知ると結果的に適切なボウイングができます。