ヴァイオリンの演奏でスラーは当たり前に出てきますが、かなり難易度を上げます。初歩のうちは音階練習などはスラーを外して弾かないと難し過ぎになってしまうと思います。
実際、小野アンナ音階は最初は弓を返して、2巡目はスラーを付けてと進めることにしています。所定の弓順で移弦を伴いながら弾くことはかなりの訓練を要します。
独学では難易度を考えず取り組んでみると言うのはひとつのあり方と思います。独学の強みとも言えます。
ただ当たり前に使用される技術も難易度が高いものは存在して、それに気づかないと挫折してしまうとも思います。
大人から見れば栄養がありそうなハチミツを乳児に与えてはいけません。その段階では消化不可能な、ともすれば有害なものを与えていないか?教える側として常に配慮していることです。