ガラミアンの言う「手のフレーム」。各指で適切な音程を取ることだけでなく、ポジション移動やヴィブラートにも重要な概念です。
ポジション移動もヴィブラートも指先を動かすことではなく手全体を動かすことです。うまくできない場合に指先への意識が強すぎるケースはとても多く見られます。
「手のフレーム」の実践的な練習としてはオクターブの練習と技巧的ハーモニクス(フラジオレット)の練習は有効です。オクターブの練習は音階練習だけでなくカイザー34(版によっては36)、クロイツェルの24、25は大いに有効です。技巧的ハーモニクスは各音階練習でよいです。
オクターブでのヴィブラート、技巧的ハーモニクスでのヴィブラートを試みるのもとても良い練習になるはずです。