大変に乱暴な表現ですが、音程を大きく違わないためにシャープやフラットといった臨時記号の効力を強めにとお話することは多いです。シャープならより高めに、フラットならより低めにと意識します。
初歩段階であればファーストポジションで弾く際にシャープになりやすいG線ド♯やD線ソ♯を3で取る時に上がりきらないし、フラットになりやすいA線シ♭やD線ミ♭を1で取る時に下がりきりません。いずれも指を伸ばす問題に起因します。
またある程度進んだ段階では臨時記号が出てくることは転調を意味することも多く、転調の意識を持って弾くことは音楽的にする上で有用と考えます。
メチャクチャな音程になっていることも多いもの。特に初歩段階では「絶対的な正しさ」よりも、「大きく間違ってはいないこと」を優先して考えています。