火曜日は夕方にレッスン。ご利用&お越しの皆様有難うございました。五十肩で右腕が上がらずお見苦しいところを見せ恐縮です。可能な限りいつも通り進めさせて頂きました。

グリーンカーテンにしていたゴーヤを外しました。
食べごろの実がなっている時にお越しの方にはもらって頂き有難うございました
毎日がゴーヤだったので助かりました
痛いのだけれど、半ば意地になってヴァイオリンを弾く方法を探す。先日書いたようにドイツ式の弾き方で肩当てなしなら何とか弾ける。いろいろ位置関係が変わるので楽器の高さなども変えつつ。
そんなことをしていたら、これまで出なかった音が出た(楽器から匂いも出るのでこれまで振動していなかった部分なのだろう)。結構いい音だと思う。ちょっと嬉しい^^。いつもの自分の楽器も良い感じの音がして弾くのが楽しい。まさに怪我の功名。
そんな弾き方の模索もしつつレッスンのための準備も。ベートーヴェンのヴァイオリンソナタ4番。ヘンレ版とオイストラフ版の楽譜を元に押さえておくポイントは把握する。シゲティの書籍も見たり、比較的新しいイザベル・ファウストの音源を聴いて頭の中の音をアップグレードしたり。
改めていい曲だねえ!多少なりとも何かしら不自由になるとベートーヴェンの音楽が心に沁みるのかもしれない。
ベートーヴェンも身体障害者だ。「苦悩の人」と分かりやすい言葉で分かった気になるのは好まないが、この曲が生まれたのは1800〜1801年頃。有名な「ハイリゲンシュタットの遺書」は1802年だ。そしてスプリングソナタも同時期だ(というか4番と5番はセット)。錯綜する思いがあっただろう。
「ハイリゲンシュタットの遺書」は悪名高いアントン・シンドラーがかかわっているので、自分はその内容は受け入れ過ぎないようにしているが、事実としての生み出された音楽は生命のエネルギーに満ちた音楽だ。それだけで自分は十分だ。
とても弾きにくいので弾くのはお勧めはしませんが、ぜひ聴いてみて下さい。ある意味スプリングソナタよりも名曲です。