X(旧ツイッター)での毎日のお話をこちらに移してくることにしました。
初歩の練習曲はまず最初はゆっくりのテンポで進めることが多いです。例えばカイザーをいきなり楽譜に指示される本来のテンポで弾くのはかなり困難でしょう。
速く弾くことができなければゆっくりからの練習から進めていくわけですが、最終的には楽譜の指示通り弾かないと効果は半減します。うちではカイザー→クロイツェル→ローデをこなし多くのことができるようになったらパガニーニに並行しつつカイザーを改めて進めるケースがあり、それは大変に有益です。
本来の速さで、指定の強弱も入れて、音楽的な配慮も意識してとするとカイザーは大変難しくとても良い練習になります。もちろんクロイツェルも同様です。

カイザー1番。
所定の速さで、所定の強弱で、音楽的常識を踏まえて弾くのは極めて困難です。
むしろクロイツェルの方が平易です。
初歩の練習曲だからとナメてかかってはいけません。