X(旧ツイッター)での毎日のお話をこちらに移してくることにしました。
楽器運搬トラブルのポストを見ていたら「クラシック音楽の人は選民意識が」というポストを見て、興味深く思いました。確かに選民意識を感じさせるような頭の悪い音楽家による反応も見つけました。
クラシック音楽は現代では不人気ないちジャンルに過ぎません。もはや「情操教育に良い音楽」でもないし「健全な音楽」でもありません。そういった過去の印象から演奏側が「良いことをしている」と思い込みやすいし、特にヴァイオリンひと筋で育った人には世間知らずな勘違いが生じやすいもの。
ただ長い歴史の中で聴き継がれてきた音楽、貴族社会の頃のコストをふんだんにかけた作曲技法と楽器作りの技法には価値があると思います。それを理解する知識を得ることも大事な基礎教育です(これはレッスンの重要な内容です。それが教えられていないのならクラシックのレッスンとは言えません)。
適切な価値づけができる知識や経験も持たず「クラシック楽器を操っている自分、エレキギターの奴と違う!すっげー!」と思い込んでいるのなら滑稽の極みです。