2回目以降のレッスンも当分緊張

土曜は東京にて、日曜は愛知にてレッスン。両日とも7コマと大入りでした^^。遠方から初めてお越しの方もおられ嬉しく思います。1回きりのお越しと思って根本的なアプローチを集中してお話させて頂いたつもりですが、お役に立っていればと願っております。ご利用&お越しの皆様有難うございました!

今回の富士山。秋めいてきました。

初めてお越しの方へのレッスンは緊張するが、2回目以降も軌道に乗るまでは緊張は続く。

昔ながらのレッスンというのは「ん?今日は何やるんだっけ?」と先生が生徒に問うもの。生徒がこれをご指導して下さいと持ってくるもの。先生がいちいち生徒の進捗管理なんかはしない。生徒側の主体性に任されているとも言えるので決して悪い教え方ではない。練習不足で消化不良なら「まだ聴くに耐えないね」「帰って練習してきて」とレッスン時間5分で突っ返されるもの。

うちはそういう形は採用しておらず、「次回までにこの課題をこの点に気をつけて練習してきて下さい」の形を採用している。ある程度の進度に至るまではその方が望ましいと考えている。

すると教える側も課題や注意のポイントを覚えていないといけないもの。初回の問題を解決できているのなら、次はこの話ができるし、解決できていないと別のアプローチで解決できるようにしないといけない。自分である程度解決できるようになってはじめて軌道に乗ったと言える。駒の傾き調整や松脂の塗り具合などもご自分で適切にできるまでは都度チェックをしないといけない。当分はなかなかの緊張の連続。

これらが自分で解決できるようになったらはじめて演奏の大前提や練習はどうあるものか、楽器はどういう音が適切なのかといった「音楽としてのレッスン」ができる。「そもそも西洋音楽で求められる音は」に莫大な時間と、家が建つくらいのお金をかけて追求はしてきた。少しは自信を持ってお伝えできると思う。

石田 朋也

1974年愛知県生。2000年名古屋大院修了。ヴァイオリンは5歳から始め、1993年よりヴァイオリンの指導を行う。大学院修了後、IT企業のSEとしてNTTドコモのシステム開発などに携わる。退職後の2005年より「ヴァイオリンがわかる!」サイトを開設し情報発信を行う。これまで内外の1000人程にヴァイオリン指導を行い音大進学を含め成果を上げている。また写真家としてストラディヴァリはじめ貴重な楽器を400本以上撮影。著書「まるごとヴァイオリンの本」青弓社

美しい音が好物。バッハ無伴奏がヴァイオリン音楽の最高峰と思う。オールドヴァイオリン・オールド弓愛好家。ヴィンテージギターも好み。さだまさしとTHE ALFEE、聖飢魔IIは子供の頃から。コンピュータは30年程のMac Fan。ゴッドファーザーは映画の交響曲。フェルメールは絵画の頂点。アルファロメオは表情ある車。ネコ好き。

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