水曜・木曜は東京にてレッスン。ご利用&お越し頂いた皆様有難うございました。多少暑さが和らいだような気はしますがまだ7月。引き続き皆様ご用心下さい。
10月1日の演奏のためギターの髙矢さんとの合奏練習。今回は恵比寿のスタジオにて。
Facebookに書いたが音色の試行錯誤中。ピアソラはクラシック音楽ではないので多くの音色の可能性を探している。特にオブリビオンは「短い命を思わせる不幸な音」に。合奏してみてこの方向で行けそうに思えた。
今回の演奏曲にブラームス「ハンガリー舞曲」とバルトーク「ルーマニア民俗舞曲」がある。これも音色を試行錯誤していて、今回はヴォアランの弓で試みてみた。これらの曲にはペカットよりも似合うように思えた(なおクライスラー「愛の悲しみ」には驚くほどヴォアランは合わなかった)。
ブラームスは重厚な音が似合うようなイメージはあるが、ちょっと違うのではないかなと思うようになっている。重厚そうに思えてベートーヴェンやバッハと違うやや軽い音をヴォアランで仮説検証。作曲年代と弓の年代が近い(1870年〜1880年頃)ためか曲の空気に素直にはまる。
バルトーク。こちらもヴォアランで合奏していたらマティスに代表される「フォービズム」が浮かんだ(道具からイメージが膨らむ事はあるのです)。時代的にも近いしもっと原色でもっと荒々しくていいのかもしれないな。よくクラシックの演奏家が弾くような弾き方ではなくJanoska Ensembleの音源の感じが近いかなあ。
練習後に台湾料理「京鼎樓」恵比寿本店にて小籠包と酸辣湯麺のランチセットを。初訪問だったけれどお茶も小籠包も酸辣湯麺も感動的に美味でした^^

手持ちのヴォアランの弓は人前での演奏には力不足でしたが、
ちょっと前に毛替えとチップ交換をして頂き使いうる弓になりました^^
ほんのちょっとの事で音は生きたり死んだりするものですね。
「オブリビオン」のギターがとても素敵で、家に帰って弾いてみた。全然うまくは弾けないが何回か繰り返すと少しずつ形になって素敵な音の響きが再現できてくるのが嬉しい。