サイト更新:弾きやすさは調整次第

水曜・木曜は東京にてレッスン。ご利用&お越し頂いた皆様有難うございました。木曜日は何だか急に暑くなりましたね・・・。暑い中お越し頂き恐縮です。

Facebookにも書いたが「ヴァイオリンがわかる!」サイトの更新をした。ヴァイオリンの評価方法」シリーズの第3回「弾きやすさでの判断」のタイトルで書かせて頂いた。よろしければご覧下さい。

ヴァイオリンがわかる! ヴァイオリンを弾く方のためのヴァイオリン情報サイト 弾き方、楽器の選び方、大人向け教室(東京都豊島区、愛知県丹羽郡扶桑町)のご案内など
東京・愛知のヴァイオリン教室によるヴァイオリン情報サイト。ヴァイオリン入門情報、ボウイングやヴィブラートなど良い音を出すための弾き方や練習のヒント、楽器や弓の選び方、独学について、弦のレビュー、聴くべき名演奏のCDなど豊富に情報提供。

※iPadやPCなど高解像度ディスプレイでの閲覧を推奨します。

「高いヴァイオリンを使えば良い演奏ができるのじゃないだろうか」

多くの方が一度は思うことだろう。これは半分正しくて半分間違っている。良い演奏ができるかどうかは調整に依存する面がとても強いためだ。概して高いヴァイオリンは調整もきちんとなされているし、高いヴァイオリンを扱う楽器店はそのための優秀な職人さんをかかえている。楽器の能力ではなく調整によって弾きやすく感じることは多い。

ヴァイオリンは調整についても方法論がほぼ確立している。弦高が低い方が弾きやすい気がするが低ければ良いわけでなく適切な高さが決まっている。駒の高さも位置もテールピースまでの長さも決まっている。

これらの方法論を踏まえた上で、さらに調整する人のセンスで決まる。当人は意識をしていなくても職人さんの音楽性が出るのだ。全部が普通にできた上での個性だ。興味深い。

調整をしばらくしていないヴァイオリンなら調整してもらうことを推奨する。それほど大きな金額でなく演奏者にとっての音楽のできる道具になるはずだ。