金曜夜の地震は東京の自宅でもゆっくりの大きめの揺れがあって驚きました。小さな被害があったかもしれませんが、皆々様大丈夫でしたでしょうか。私事ですが金曜は茨城県に行っていて東京の自宅に戻ったばかりでした(運が良かった)。
水曜・木曜は東京にてレッスン。ご利用&お越しの皆様有難うございました。今回初めてお越しの方もおられ緊張なさったかと思いますが、私も緊張しました^^;。お話がお役に立っていればと願っております。
10月の演奏のための準備を始めた。演奏曲の中にブラームスのハンガリー舞曲が入っている。ブラームスはソナタやコンチェルトも含め、世間で言われていることと印象が異なる作曲家と自分としては感じている。チャイコフスキーがブラームスのコンチェルトを評した「詩情が欠けているのに、異常なほどに深遠さを装ってみせる」が自分としてはしっくりきている(それが悪いわけではなく、青臭いような未熟な心のような、というところに魅力がある。青春の懐かしさと言うか)。
で、音色探しがなかなか難しい。ふと手持ちのヴォアランの弓で弾いてみたらしっくり来た。トルテなどのオールドボウと異なり、少し薄い音が似合うような気がした。ヴォアランとブラームスは時代的にも重なる。「ブラームスは重厚」とされるけれども「重厚感」の聞き間違えだったのかもしれない。そんな気もする^^;。
自分的には結構な発見でありました。嬉しくてコンチェルトなんかも弾いておりました。

うちのヴォアラン。オリジナル状態に合わせるべく巻皮なしにしてあります。
元々が軽い弓なので、ラッピングを軽くしないとヘッド側が変に軽くなるためです。
ロマン派の音楽はこってりしているのに軽い弓が流行った事実、
巷で言われることと矛盾が出て長年の疑問です。