クラシックギターも再開:自分の昔話で恐縮ですが

土曜・日曜は東京にてレッスン。お越し頂いた皆さま有難うございました。演奏会の近い方もおられお話がお役に立てばと願っております。また「そもそも音楽の目的とは」をお話させて頂いた方もおられました。「なぜこういった練習をやらなければいけないか」のひとつの答になり得ると思います。お役立て頂ければと思います。

自分にはゴールデンウィークは関係ないのだけれどこの機会にクラシックギターを少しずつ再開し始めた。きっかけは1ヶ月半ほど前にコロナでしんどかった時。近所のスーパーで流れていたバリオス「森に夢みる」というギター曲を聴いて「ギターっていいな」と思った。

クラシックギターに夢中になったのが2015年頃。しばらく熱心に取り組んでいたが2018年に父が他界したことをきっかけに離れ、楽器の維持のためだけにたまに弾く程度になってしまった。取り組んだ曲も忘れてしまった。

何回か弾いていると少しずつ思い出す。音も次第に良くなってくる。

ヴァイオリンも同じことと思う。時々「久しぶりに弾き始めようと思い」という方がレッスンにお越しになる。しばらく離れて疎遠になってしまっても何回か弾いて1週間もするとだいぶ思い出してくるもの。その蓄積がご自分の経てきた道なんだなと思わされる。

昔、熱意を持って取り組んだもの。楽器ならドラムスとホルンは復活させたいな(そんなのも弾いていたのです)。オーディオ機器も凝った、お酒が飲めないくせにワインも夢中になった、学校で学んでいた認知科学つながりで脳科学やサル学、城郭や仏像やお寺、西洋美術、文学・・・。コンピュータの仕事でシステムエンジニアもやっていた。UNIX-C、Oracle DB・・・。

最も昔からの熱意:自動車は2年前にやっと復活できた。ヴァイオリンを始める前からのことで母の運転するホンダシビックの助手席に乗るのが楽しみで楽しみで、ミニカーもプラモデルも。学生になってからは15万円で買ったホンダプレリュードを無意味に嬉しく走らせていた。今もアルファロメオやアルトワークスを無意味に嬉しく走らせている。

長い道のりでの蓄積は決して失われないと自分は信じている。改めて進み始めることで当時よりさらに前進できる。

クラシックギターからヴァイオリンに通じる学びは多かったのです。
もっと学びたい。

石田 朋也

1974年愛知県生。2000年名古屋大院修了。ヴァイオリンは5歳から始め、1993年よりヴァイオリンの指導を行う。大学院修了後、IT企業のSEとしてNTTドコモのシステム開発などに携わる。退職後の2005年より「ヴァイオリンがわかる!」サイトを開設し情報発信を行う。これまで内外の1000人程にヴァイオリン指導を行い音大進学を含め成果を上げている。また写真家としてストラディヴァリはじめ貴重な楽器を400本以上撮影。著書「まるごとヴァイオリンの本」青弓社

美しい音が好物。バッハ無伴奏がヴァイオリン音楽の最高峰と思う。オールドヴァイオリン・オールド弓愛好家。ヴィンテージギターも好み。さだまさしとTHE ALFEE、聖飢魔IIは子供の頃から。コンピュータは30年程のMac Fan。ゴッドファーザーは映画の交響曲。フェルメールは絵画の頂点。アルファロメオは表情ある車。ネコ好き。

石田 朋也をフォローする
レッスンのお話演奏技術のお話ギターなど別の楽器のお話やってみました思うこと