※民族舞曲→民俗舞曲に訂正しました。失礼いたしました。
土曜・日曜は東京にてレッスン。ご利用・お越し頂いた皆様有難うございました。比較的余裕の日程で私も切羽詰まった状態ではなくレッスンができて嬉しく思いました。
10月1日にギターとヴァイオリンで演奏させて頂くことになりそう。昨年10月30日に弾かせて頂いた舞浜のサロンにて再びご依頼を頂いたそうです。昨年は状況が分からずご案内は控えていましたが、聴きにお越し頂いて大丈夫かと思います(有料です。申し訳ありません)。
で、候補に上がっている曲のひとつがバルトークの「ルーマニア民俗舞曲」。ご要望頂きレッスンをさせて頂いたこともある曲だが、この機会にヴァイオリン以外の音源をいろいろ聴いている。
人前で弾くとなるとより深く理解して自分の音楽にまで昇華しないといけない。レッスンでは私の好みや解釈ではなく一般的に好まれる形になるよう作っていくが、自分の演奏では自分の言葉での物語になるように作り込む必要がある。「いつ、どこで、誰と誰が、何をした」を明確に分かってはじめて伝わる演奏になると思う。
ピアノがオリジナルの曲だが、ヴァイオリンの演奏の音源もとても多い。ただクラシック音楽っぽい演奏が多くピンと来るものはあまりないかなあ・・・(バルトーク自身のピアノとヨゼフ・シゲティの音源もあります。これはさすがです)。ハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団の音源があり、さすが血が通っているのか生きた音楽だ。ロマの演奏も音楽が生き物になっている。アントニーニの2020年の音源やJanoska Ensembleの2022年の音源も良い。現在進行形の曲なのだ。ハンガリー音楽の音源も多く聴かなくちゃ。
ツィゴイネルワイゼンやツィガーヌと同じタイプの曲。ただこの曲から「どんな境遇の人でどんな環境の中で何がどうなったか」はまだ見えていないなあ。もっと多くを聴き込む必要がありそうです。