フランスは自分にはよく分からないのです

火曜は東京にてレッスン。3コマ。お越し頂いた皆様有難うございました。お忙しいところお越しの方もおられ恐縮です。少しでも先に進めるようやらせて頂きました。

月曜は久しぶりに銀座&丸の内へ。お気に入りのイタリア食材店ヴェンティピノへ(美味しいパスタなどイタリア食材が安く買えます。会員制ですが誰でも会員になれます)。

その足で東急プラザ銀座へ。Facebookにも書いたが、ここにワインの有料試飲ができるお店があり、年末企画で5大シャトーを試飲できると聞いて試してみたく出かけた。5大シャトーのうちシャトー・ラトゥール・ロートシルトだけが残っていて試飲した(10mlで2,590円と安くはないが試せる価格)。でも、自分にはその良さが分からず悔しく思った(他に飲んだ高級ワインの良さは分かったからこそ悔しかった)。

フランス弓を10本も使っているし、クラシックギターもフランス製を1本使っている。それぞれ良さは感じる。けれども一般的にフランスの製品や美術品の特徴や良さが今ひとつ分からないでいる。一般的に日本人にとって苦手とされるフランス音楽も自分にとっても消化不良だ。フランス料理やフランスのチーズも美味しさがあまりよく分からない。

でも他人様が良いと思い愛好家が多い国の特徴や良さを少しでも分からないままでは気分が悪いし、ましてそれで他人に教えるのは不誠実だ。文章や動画などのお勉強した知識ではなく肌感覚でなければいけない。そこが分からないのが気分が悪い。

イタリア、ドイツ、イギリスについては多方面から肌での感覚で音楽にも通じる特徴や良さが少しは分かった。お正月にでもフランス車に乗ってみるか(フランスらしいのはシトロエンかなあ。アルピーヌA110Sが試せそうだがフランスらしいだろうか・・・。思案中)。

ラフィットは香りの広がり、複雑な味は分かったものの酸っぱく感じてボトルで176,000円が安いとは思えなかったのです。長期熟成が必要なのは頭では理解しますが・・・。

白ワインのルイ・ジャド モンラッシェはすごかった。様々な色調に変化する味わいでフランス音楽や印象派の絵画を思わせた。ベルリオーズ「幻想」の全5楽章も連想したが、無限の想像の広がりが生まれるのなら、これが「幻想的」ということなら、165,000円は安いと思った。