音階練習の調について

ご連絡:年末年始は年内28日まで年始は4日からとさせて頂きます。また2月に少しお休みを頂こうと思います。ご不便・ご迷惑をおかけ致しますが、どうぞご容赦ください。

今日明日と冷え込むとの予報。どうぞ皆様お風邪を召されませぬようご自愛ください。

火曜日夜間帯のレッスンは今週はお休みにさせて頂きました。勝手を申し上げて大変申し訳ありませんが、今回の愛知でのスケジュールは終了時間が読めなかったもので。水曜は6コマ。ご連絡&お越し頂いた皆様有難うございました。

火曜日も愛知の実家に滞在して母を病院に。月曜日とは別の病院に行って先週の抜歯の経過観察を。経過は良好だったようで、比較的早くも終わりひとまず安心。もちろん庭掃除・家の掃除・紙ゴミやペットボトルのゴミ捨ても。

実家に置いてあるアルトワークス大活躍です

水曜日のレッスンにてお越しの方と話題になったこと。お話の内容自体は少し違うのだが、音階の調の練習頻度について。

ある程度軌道に乗った課題については他の練習曲との兼ね合いで優先度が低くなり、レッスン時間に収まらず次回に持ち越しさせて頂く場合がある。教える側としても課題を出しておきながら確認や指導ができない場合は心苦しいもの(全部の課題ができるよう時間配分はしていますが・・・、申し訳ないです)。

音階はある程度進んだ方は全調で行う。全調ができるようになったら演奏する調(とその関係調)に対応させて行う事が目標だ。全調ができていない場合でも本番が近い方の場合、演奏の調だけで形を整える場合もある。

手段が目的化するのは避けたく、音階も曲をうまく演奏するための手段と捉えている。だからといって絞りすぎず、英単語の学習と同じで、広く浅くができたら必要な分野を深めていく進め方が望ましいと思う。

ヴァイオリン曲もヴァイオリンがうまく響く調で書かれている事が多く、それに合わせて練習頻度も変えていくようと進めている。全調パーフェクトに弾ければそれに越したことはないが現実的では無いだろう(全ての英単語を覚えられればそれに越したことはないが、使わないものを大量蓄積することはコストに見合わないのと同じ)。

音階練習はそのように捉えています。音階の目的についてご参考にして頂ければ。

小野アンナ音階から進めカールフレッシュのスケールシステムで進めています

石田 朋也

1974年愛知県生。2000年名古屋大院修了。ヴァイオリンは5歳から始め、1993年よりヴァイオリンの指導を行う。大学院修了後、IT企業のSEとしてNTTドコモのシステム開発などに携わる。退職後の2005年より「ヴァイオリンがわかる!」サイトを開設し情報発信を行う。これまで内外の1000人程にヴァイオリン指導を行い音大進学を含め成果を上げている。また写真家としてストラディヴァリはじめ貴重な楽器を400本以上撮影。著書「まるごとヴァイオリンの本」青弓社

美しい音が好物。バッハ無伴奏がヴァイオリン音楽の最高峰と思う。オールドヴァイオリン・オールド弓愛好家。ヴィンテージギターも好み。さだまさしとTHE ALFEE、聖飢魔IIは子供の頃から。コンピュータは30年程のMac Fan。ゴッドファーザーは映画の交響曲。フェルメールは絵画の頂点。アルファロメオは表情ある車。ネコ好き。

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