ピラストロのプレーンガット弦も購入

水曜・木曜は東京にてレッスン。6コマ+5コマ。初めてお越しの方もおられ私側も大変に緊張しておりました。お越しの方も緊張なさったかと思いますが、私もドキドキなのです。ご利用&お越し頂いた皆さま有難うございました。

木曜は夕方にかなり激しい雨が予報されたため、私側から「危なそうだったらお休みで大丈夫なので」と提案申し上げ、別の日に変更に。身の危険があり得る時は決して無理をなさらずでなさって頂いて大丈夫です(昭和的な「何が何でもレッスンに来い」はヴァイオリンの世界には強いのですが・・・)。

I love stringsさんの10倍ポイントセールのタイミングで弦をまとめ買い。ドミナントADGを4セット、ピラストロのゴールドとオリーブのE線を2本ずつ、それからピラストロのコルダ(プレーンガット弦です)のADGを。現在使っているヴァイオリンや弓では初めての試み。

早速コルダを張ってみた。E線はとりあえずオリーブのまま。チューニングも442Hzで。先日のイタリアToro社のプレーンガットと大きく違うことに驚いた。

よく知っている音。ピラストロのオリーブやオイドクサと割とよく似ている。張った楽器を思った以上に鳴らすし、少し離れて聴くと有機的な音楽的な音。バッハもよく似合うし、モーツァルトやベートーヴェンが本当に美しい(ベートーヴェン「ロマンス」って本当に美しい曲と改めて思った)。

現代的ではないのでお勧めはしない。今のところチューニングも著しく不安定だ。けれどもプレーンガットがバロック演奏だけのものではないこと。同じプレーンガットでもイタリアのものとまるで違うこと。良い楽器に張れば本当に良い音が出ること。松脂とのマッチングも明確に出る。既に収穫は多い。

ベートーヴェンのソナタを全部弾いてみたくなった。モーツァルトのソナタも多くを試したい。ヴァイオリンソナタを弾きたくなる弦だとしたら自分にとっては大きな収穫であるし、ヴァイオリンソナタこそ技量が必要なので成長できるかもと期待している。

どのヴァイオリンでも良い結果になるとは思いませんが、
この楽器ではG線が豊かになったことも驚きでした
ピラストロ社のサイトのデータではオイドクサに近いテンションですが、
オイドクサよりも低音が出るような気がする