木曜・土曜は東京にてレッスン。木曜は7コマと多くのご利用&お越しを頂き有難うございました。
しばらく前から病気でお休みになられていた方のご家族からご連絡頂いた。亡くなられたと。ご冥福を心よりお祈り申し上げます。
レッスンにお越しの方の訃報はこれまでに何回かあり、その都度できる時は短いものと寂しく思わされる。自分にとっては多くの親戚よりも頻繁にお会いして、多くお話している存在であり、悲しいというより本当に寂しく思う。
現在の形でレッスンをするようになったのも、自分が20歳代前半の頃に教えていた方の訃報に接したのがきっかけだ。若かった事もあり「自分が一生懸命伝えた事は何だったのだろう」「何にもなっていないじゃないか」とあまりに大きなショックだった。
それは今も引きずっていて「自分がどんな時でも頑張ってレッスンしなくては」「今度では間に合わないから今ここでひとつふたつをできるようにしなくては」「明日は無いかもしれないから」と。それから自分が一生懸命学んできたヴァイオリンにおける「美」について、少しでも伝える事ができればと。「美」の中に、音程もリズムも楽器の選び方もあるのだ。
最初にお越しの頃より格段に上達なさっていました。毎回大きな反応を頂き私も嬉しくレッスンをさせて頂いていました。長い間有難うございました。天国でもヴァイオリンを苦労しながら楽しんで弾かれていることを切に願っています。