平穏な音の維持には大変な努力が

土曜は東京にて、日曜・月曜は愛知にてレッスン。9コマ+6コマ+6コマと土曜は満員大御礼になりました^^。久しぶりにお越しの方、初めてお越しの方もおられ嬉しく思いました。ご利用&お越し頂いた皆様有難うございました。

安倍元首相銃撃事件を受けて+参院選当日で日曜は東京駅の警備が物々しくなっているだろうかと思って少し早く自宅を出た。が、東京駅は何も変わらず普段通りだったし新幹線も全く普段通り。ヴァイオリンを持って歩いたら職務質問されるかもと思ったが拍子抜け。お越しの方も全く何事もなかったとのこと。

普段と違っていたのは実家の最寄りの名鉄扶桑駅でパトカーが停まっていたことだけ^^;。

新幹線の東京駅改札近くにある濱口雄幸元首相が襲撃された場所
何も変わっていなかったが5年10年かけてジワジワと変わってくるのだろうか

従って、全く問題なくレッスンを行えた。普段通りできること平和であることは尊く有難い事で、それこそが大変な努力が必要だ。大事件があっても世の中に大きな変化が見られないことは努力の結果なのだろう。

初めてお越しの方もおられ、いつも通りまずはボウイングの問題を中心にお話させて頂いた。

ボウイングの要点は、ノイズを最小限に楽器を最大限に響かせるバランスを維持すること。これは長くお越しの方にもしつこくお話し続ける。いつも通りの平穏な演奏を行うためには、適切なバランスを整え続ける必要があるからこそ、お話し続けなければいけないのだろう。平穏な演奏は平和の維持と同じで得難いものだと思う今日この頃。

石田 朋也

1974年愛知県生。2000年名古屋大院修了。ヴァイオリンは5歳から始め、1993年よりヴァイオリンの指導を行う。大学院修了後、IT企業のSEとしてNTTドコモのシステム開発などに携わる。退職後の2005年より「ヴァイオリンがわかる!」サイトを開設し情報発信を行う。これまで内外の1000人程にヴァイオリン指導を行い音大進学を含め成果を上げている。また写真家としてストラディヴァリはじめ貴重な楽器を400本以上撮影。著書「まるごとヴァイオリンの本」青弓社

美しい音が好物。バッハ無伴奏がヴァイオリン音楽の最高峰と思う。オールドヴァイオリン・オールド弓愛好家。ヴィンテージギターも好み。さだまさしとTHE ALFEE、聖飢魔IIは子供の頃から。コンピュータは30年程のMac Fan。ゴッドファーザーは映画の交響曲。フェルメールは絵画の頂点。アルファロメオは表情ある車。ネコ好き。

石田 朋也をフォローする
レッスンのお話演奏技術のお話驚いた・感動したお話思うこと