昭和くさい〜ヴァイオリンの世界もそうだが

月曜日はお休み。2日半もお休みがあることは割と珍しいので月曜日もあちこちお出かけ。銀座ヤマハや日産、ソニー、アップルや無印良品。

レンタルバイクのエンジンMT車のバイク&バイク屋さんで昭和くさい〜しかも悪臭と思ったのだが、どうしてだろうと考え込んでしまった。自分は昭和49年生であるし、昭和の雰囲気は居心地よくて良さそうなもの。でも、不愉快に思ってしまった。

昭和くささ・・・、
・人格の軽視:個を尊重しない、軍隊的拘束思考、画一性
・情報の閉鎖性:密室的、秘密主義、陰口・悪口、風通しの悪さ
・特定の権力への集中:集権的、独裁的

こんなところだろうか。

現代でも粛清やインターネットの検閲、一党独裁が行われている共産主義国家的な政治体制・社会関係と言える。日本が最も成功した共産主義国家と言われるが、それは昭和くささとほぼイコールなのだろう。それを引きずって、でも時代に乗り遅れているのが現代のブラック企業だろう。

ヴァイオリンの世界はまさに昭和くさいものだ。練習だけが是という軍隊思考。ねたみ・そねみ・やっかみ・陰口・悪口。権威への妄信。その悪臭に自分は反発を覚えて現在の形で仕事をしている。もちろんレッスンなので、昭和くさいヴァイオリン社会に適合して頂くには、多少なりとも昭和くささを感じて頂く必要もあるのだが、可能な限りつまらない昭和くささは脱臭するようにしている(ヴァイオリンの世界にありがちな「暗黙の義務」なんかも昭和くさいものです)。

歳を取る毎に生まれ育った環境に戻り心地よく感じるのかもしれないが、自分はやはり未来を向いていたいのだろう。ヤマハ・日産・ソニーはもう自分から離れてよく、アップルや無印は居心地が良かったし、やはり自分は電動バイクの方が向いているのだと感じた。

石田 朋也

1974年愛知県生。2000年名古屋大院修了。ヴァイオリンは5歳から始め、1993年よりヴァイオリンの指導を行う。大学院修了後、IT企業のSEとしてNTTドコモのシステム開発などに携わる。退職後の2005年より「ヴァイオリンがわかる!」サイトを開設し情報発信を行う。これまで内外の1000人程にヴァイオリン指導を行い音大進学を含め成果を上げている。また写真家としてストラディヴァリはじめ貴重な楽器を400本以上撮影。著書「まるごとヴァイオリンの本」青弓社

美しい音が好物。バッハ無伴奏がヴァイオリン音楽の最高峰と思う。オールドヴァイオリン・オールド弓愛好家。ヴィンテージギターも好み。さだまさしとTHE ALFEE、聖飢魔IIは子供の頃から。コンピュータは30年程のMac Fan。ゴッドファーザーは映画の交響曲。フェルメールは絵画の頂点。アルファロメオは表情ある車。ネコ好き。

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