土曜・日曜は東京にてレッスン。3コマ+6コマと比較的余裕の日程でした。ご利用&お越し頂いた皆さま有難うございました。上質弓の貸出サービスで初のお渡しを致しました。私側も緊張しましたが、完全に整備して松脂は缶ベルナルデル(最上の松脂とされる数十年前の骨董品のような松脂。香り立つ音色が出ます)を軽く塗って、予め破損している箇所などの説明の上、お渡ししました。様々な点でお楽しみ頂きお役立て頂ければと切に願っています(こういうサービスは自分自身が欲しかったので)。
「ヴァイオリンがわかる!」サイトの更新。何とか1月中に間に合いました^^;。Facebookにも書いたが「音色は大半の下ごしらえとわずかなスパイス:目指すべき音色5」のタイトルで書かせて頂いた。よろしければご覧ください。
タイトルの通り、音色はスパイス的なわずかなことでかなり印象が変わるが、大事なのはやることの大半となる基礎技術といった内容。それだけと言えばそれだけ。
ところでI love stringsさん恒例のポイント10倍セールにて弦をまとめ買い(しめて35,000円ほど。ヴァイオリンの弦って高いね)。今回はドミナントADGを4セット、E線としてゴールドブラカット0.26を2本、オリーブを2本、ゴールドを2本の6本。それからヴィオラのオイドクサを1セットとオーセンティックかつ保守的な選択。
弦もこれまでいろんな種類を試したが結局スパイス的な要素が最小限のものが好みだ。華やかでも地味でもなく、楽器自体の音をきちんと出してくれる弦。それこそがきちんとした下ごしらえが無しには為し得ないことであるし、余計なスパイスは次第に鼻についてくる。
古い考え・嗜好のようだが、古楽演奏が浸透しつつある現代のクラシック音楽ではむしろ最新の考えと信じている。

結局こういうクセのない弦が自分にとっては扱いやすいように思えます。
懐古趣味ではないと思うのですが・・・。