火曜・水曜は東京にてレッスン。3コマ+6コマと標準的な日程になりました。ご利用&お越し頂いた皆様有難うございました。弓の貸出に興味をお持ち頂いた方もおられ関心を持って頂き嬉しく思いました(もう少々お待ち下さい)。


空き時間で貸出用の弓やヴァイオリンの整備を少し進めました。
上の写真は整備前の写真、下の写真は表面を掃除をした後。
ニスが曇ってしまったヴァイオリンも掃除をして拭いただけで艶やかな見た目に^^。
音はまだまだだでこのままでは使えないなあ。どう調整するかな。
レッスンで音楽を前に進めるお話をさせて頂いた。演奏は聴いている人を退屈させないよう楽しめるよう配慮するものだが、そのひとつが前に進むスピード感だ(ポップスではドライブ感と言ったりする)。
これは演奏にも依存するが、楽器にも依存するのが面白い。
演奏面ではメトロノームより少し早いタイミングになろうとする「前ノリ」で弾くことや、フレーズの上昇下降に伴ってほんの少しテンポを変えることでスピード感は実現できる。
楽器の方は、演奏の足を引っ張られるような「後ノリ」の楽器も、前に進もうとする「前ノリ」の楽器もある。調整具合でコントロールできるよう思えるが、ほんの少しの楽器のレスポンスの差がスピード感に影響するのは面白い。
そう言えば、自動車も車によってスピード感が変わるのは不思議だ。BMWやベンツの100km/hは止まっているようだが、フィアットやアルファロメオの100km/hはものすごいスピード感だ(頑張っている割には速くない^^;)。何故なんだろうエンジン音や振動かな?それだけでもなさそうだ。
でもこれがドイツ音楽とイタリア音楽の違いにも共通する要素のように思える。興味深いことだ。