ヴァイオリン・弓を貸し出しするための下準備

水曜日は東京にて2022年初のレッスン。6コマと標準的な日程での本年のスタートとなりました。ご利用&お越し頂いた皆様有難うございました。本年もどうぞよろしくお願い致します。

ヴァイオリンの貸し出しを検討していて下準備をしている。実現するかどうか分からないがきちんと運用フローを作るためにも下準備が必要だ。ふたつのパターンを考えている。ひとつは初心者向けにヴァイオリン・弓のセットでの貸し出し。もうひとつは上質な弓の貸し出し。

初心者向けの方はこれまでのご要望も少なからずあった。ご提供できるのは手持ちの2挺ある30万円程度のヴァイオリン+10万円程度の弓の貸し出し。お店でのレンタルより上質な楽器になるはずだ。

もうひとつの上質な弓の貸し出しは、良い弓の能力を分かってもらえるようにするサービス。弓が良くなると確実に上手く弾けるようになる。それはその後にさほどでもない弓に戻しても効力を維持するので教育的効果として有益だろう。貸出予定は完品なら百万円〜数百万円クラスの弓(ただ貸出できるのは骨董価値的には問題ありのものなので、そこまでの値段にはならない。ただ、性能的には良いものばかり)。

で、初心者向けの方はうちのレッスンにお越しになる方でも日が浅い方になるので、疑うようで申し訳ないけれどもリスク管理の必要を感じている。その調査のためもあり、レンタカーやカーシェアで輸入車をお借りしてリスク管理のシステムについて勉強していた。当然GPSは付いているし、クレジットカード払いだし、免許証もコピーされるし、いろんな誓約書にサインさせられる。

ひとつの方法としてAppleのAirTagを買ってみた。結論的には今回の目的には使えないことが分かったし、行動監視をしたくはないので不採用にはなったが、AirTag自体はなかなか面白い製品だ。Ver.2になったら世の中を変えうるものになるかもしれない。

提供者である自分にとってのリスク、それから紛失・盗難などご利用になる方のリスク共に下げつつ、でも複雑ではない形でご提供できればいいなと思う。可能な限りギスギスした疑いを持たず信頼関係でご利用頂けるシステムにしたい。鹿児島の桜島で借りたレンタカーは、名前を書いてお金を払うだけで、あとは勝手に乗って行って、という感じだった。こういうのが良い^^。

貸し出す上質な弓の候補のひとつ。シャルル・ペカット。
完品の値段なら350〜450万円程度だろうか。
ただ先が折れていて修理されているため極めて安く譲って頂いた。
性能的には問題なしなので、こういうのを安価にご利用頂けるようにしたい。
ただあまり安いと大事にされないのですよね・・・。そのあたりが難しいのです。

Apple AirTag。厚みのある五百円玉くらいのサイズ感。
iPhoneで位置を検出できるし、音も鳴らすことができる。面白い。

こんなパッケージに入っていました。