土曜は東京にてレッスン8コマ。大変に多くの方にご利用・お越し頂き有難うございました。日曜は愛知での対面レッスンをお休みさせて頂いたため、東京の自宅より午前中に3コマオンラインレッスン。ご利用頂いた皆様有難うございました。ご不便・ご迷惑をおかけ致しますし、私としても実家の様子も気になるのですが、昨日も愛知県の感染者1,439名と事態はより悪化・・・。次回の3週間後は事態が好転していると願いたい・・・。
サイト記事を追加しました。新シリーズ「目指すべき音色」シリーズの第1回で、「ヴァイオリンの音色とはどんな音色なのか」という内容です。よろしければご覧下さい。愛知の対面レッスンがお休みで空いた時間で仕上げられました(普段は新幹線で書いています)。
音色にはこだわってきた。私も音程重視で育ち、現在よりも遥かに音程は良かったが、中学生の頃から自分の音色に疑問を抱くようになった。多くの人と同じく弦の交換での音色変化を試み、様々な名演奏家のボウイング・フィンガリングを真似て技術を盗もうとした。もちろん音が良いとされるアクセサリーの情報を得ては試してみた。
また、ここは多くの人と異なるかもしれないが、大人になってからも音色に厳しい先生に10年程ご指導を頂いた(その先生は7年前に亡くなられましたが)。30年にわたり名器と呼ばれるヴァイオリンや弓を数多く弾かせてもらったり、その一部の特に良いと思ったものは購入した。
ヨーロッパから一時帰国などでお越し頂いたお子さん達の音を聴くと、音色がいかに重視されているかが分かる(音程はあまり良くないが・・・)。一方、国内で学ばれているお子さんが時々レッスンにお越し頂くと、国内のヴァイオリン教育では相変わらず音色は重視されていないことが分かるし、ツイッターなどに音色の話を書いても反応は鈍い。関心が薄いのだろう。
多くの人が音色に無関心という寂しい現実だが、だからこそ「ヴァイオリンの音色とは」について書こうと思った。料理と同じで基本的なベースとなる音色だけでなく、ほんのわずかの香り付け程度の音色についても記していくことにした。確かに料理やお酒やコーヒーなどもこだわる人は少なく、そんなものかもしれない。
コロナ禍で音楽の存在意義も問われる現実。そんな中で浮世離れしたお話とは思う。でも音色こそがどんな世の中でもヴァイオリンの魅力・魔力になり得ると信じたい。

空いた時間でヴァイオリン属の楽器を全部出して整備を
錆びてしまった弓の金具を磨いたり掃除をしたり、楽器も掃除や駒の調整をしたり
この程度の事が普段なかなかできず