弓のご機嫌取り

土曜は東京にて、日曜月曜は愛知にて、火曜は東京にてレッスン。7コマ+4コマ+8コマ+3コマと今回も多くの方にご利用&お越し頂き有難うございました。今回初めてお越し頂いた方もおふた方おられ嬉しく思いました。今後ともどうぞよろしくお願い致します。

レッスンで使い得る弓は10本用意してある。愛知レッスンには普段ケースひとつで移動するので持ち歩く弓はそのうち4本。その時のレッスン内容などに応じて選んで持っていく。ここ最近あまり使っていなくて、今回やや久しぶりの弓を持っていったら今ひとつ機嫌が悪い。

チェックしても明らかな不具合は無いので4コマと余裕のあった日曜にとにかく弾きまくってみたら機嫌が良くなった^^。自分の弾き加減?松脂の具合?毛の具合?それとも?弓の振動特性を変える要素はヴァイオリン本体ほどは多くはないと思うのだが、確かにちょっと弾き込むことでも変化するようだ。機嫌の良さは火曜現在も続いている。熱による変化や水分の変化だったら翌日には戻ってしまいそうだが、しばらく維持するのは不思議な現象だ(これは楽器も同様)。

弓ひとつをとっても簡単には答えは見つからず面白いものです^^。

機嫌を損ねていたのはこの弓なのです(ユーリ)。
最初に入手したオールドボウでもう15年も使っていますが、
ちょっとしたことに敏感で扱いはいまだに把握しきれず。

石田 朋也

1974年愛知県生。2000年名古屋大院修了。ヴァイオリンは5歳から始め、1993年よりヴァイオリンの指導を行う。大学院修了後、IT企業のSEとしてNTTドコモのシステム開発などに携わる。退職後の2005年より「ヴァイオリンがわかる!」サイトを開設し情報発信を行う。これまで内外の1000人程にヴァイオリン指導を行い音大進学を含め成果を上げている。また写真家としてストラディヴァリはじめ貴重な楽器を400本以上撮影。著書「まるごとヴァイオリンの本」青弓社

美しい音が好物。バッハ無伴奏がヴァイオリン音楽の最高峰と思う。オールドヴァイオリン・オールド弓愛好家。ヴィンテージギターも好み。さだまさしとTHE ALFEE、聖飢魔IIは子供の頃から。コンピュータは30年程のMac Fan。ゴッドファーザーは映画の交響曲。フェルメールは絵画の頂点。アルファロメオは表情ある車。ネコ好き。

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