寝てしまったヴァイオリンを起こす

日曜・月曜は愛知にてレッスン5コマ+5コマ。火曜日は東京にてレッスン2コマ。ご利用&お越し頂いた皆様有難うございました。新しいレッスン室は少し音は改善された感じで、改めて壁や天井を拭きエアコンもしばらく強風で運転させたら臭いは減少しました。室外機の音も防振ゴムを入れて改善しました。少しずつ改善されていくのは嬉しいことです。ハンガーは仮の解決ですが・・・。

今回富士山が素晴らしかったです。
15年も行き来していても富士山が見られると嬉しいものです。

火曜日は午前中に転出転入届や免許証の住所変更などに大塚へ。少し遠いが大塚からも徒歩圏であることは発見だった。また巣鴨駅からの方が駒込駅からよりもお店も多くお越しの方が様々なついでをこなせると思い、道順をチェックした(後日写真を撮って掲載予定です)。

Facebookに少し書いたが、今回の愛知レッスンは空き時間が多めだったので比較的多くヴァイオリンを弾くことができた。引っ越しの作業や掃除での水仕事で指の皮膚が割れて、あまりヴァイオリンを弾いていなかった(ギターに至ってはほぼゼロ)。

レッスンでは弾いてはいるものの、自分の練習として弾くのとはだいぶ違う。

ヴァイオリンも弾かないとたちまち鳴らなくなる。もちろん演奏者の腕の衰えもあるが、楽器の方も寝てしまうようだ。今回バリバリと弾いたら起きてきてもらえた感じがあり、やはり弾かないとだめだなあと。

感覚的には私のオールドヴァイオリンは9時間ほど弾くと目が覚めてくるようだ。一度目が覚めるとしばらく起きていてくれるので、その後はそこまで弾かなくても維持できる。一度火を落とすと調子が戻るまでかなりの時間がかかる蒸気機関車のようだなと思う。火入れ式。現代の道具では見られなくなった儀式がオールドヴァイオリンには必要なのかもしれない(楽器店でも夕方にならないと鳴ってくれないという名品の話を聞いたことがあります。何となくわかります)。

石田 朋也

1974年愛知県生。2000年名古屋大院修了。ヴァイオリンは5歳から始め、1993年よりヴァイオリンの指導を行う。大学院修了後、IT企業のSEとしてNTTドコモのシステム開発などに携わる。退職後の2005年より「ヴァイオリンがわかる!」サイトを開設し情報発信を行う。これまで内外の1000人程にヴァイオリン指導を行い音大進学を含め成果を上げている。また写真家としてストラディヴァリはじめ貴重な楽器を400本以上撮影。著書「まるごとヴァイオリンの本」青弓社

美しい音が好物。バッハ無伴奏がヴァイオリン音楽の最高峰と思う。オールドヴァイオリン・オールド弓愛好家。ヴィンテージギターも好み。さだまさしとTHE ALFEE、聖飢魔IIは子供の頃から。コンピュータは30年程のMac Fan。ゴッドファーザーは映画の交響曲。フェルメールは絵画の頂点。アルファロメオは表情ある車。ネコ好き。

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