11年過ごしたマンションでの最後のレッスン

水曜・木曜は東京にてレッスン。11年過ごしたマンションでの最後のレッスンになりました。8コマ+8コマと大賑わいで終わることができました。ご利用&お越し頂いた皆様有難うございました。今回違う部屋でレッスンをさせて頂き、とても響く部屋であることを利用して「ホールでの弾き方」について多くお話しさせて頂きました。

レッスン室はただの和室に戻りました。
少しヴァイオリンも弾いてみましたが平凡な音の部屋に戻りました。

楽器を弾くことを許可してもらった東京都北区の賃貸マンションにて11年過ごしました。ここにはとても多くの方にお越し頂きました。

「ヴァイオリンがわかる!」が多くの方のお目に留まるようになり、文字通り全国・全世界からこの部屋にお越し頂き大変多くのレッスンさせて頂きました。書籍「まるごとヴァイオリンの本」もここで執筆し出版社の青弓社の社長さんにもお越し頂きました。番組制作への協力でNHKのディレクターの方にもお越し頂きました。演奏家、ヴァイオリン製作者、弦楽器専門店の方々にもここにお越し頂きました。

3年前までは愛すべきマンション環境でした。掃除は行き届き、大木がそびえ、学校に登校する子を呼ぶお友達の声が聞こえ。ところが3年前にオーナーが変わり掃除は粗雑に、木が切られ、子供の声も消えました。

入居直後の2010年2月18日の写真。こんな大木がそびえていました。
道路の音を遮り、風の音が聞こえ、見た目も楽しませてもらえました。

とても多くの仕事をさせて頂き快適に過ごさせて頂いていましたが、自分にとってこのマンションの役割は終わったのだろうと思います。26日にヴィオラを持って行って「ホール」にて少しだけ最後に弾いてきました。

新しい戸建て(家賃はマンションとほぼ同じ貸家です。不動産の購入はリスクと考えています)に26日に光回線が入りました(オンラインレッスンの都合上工事日程を遅らせました)。とても高速になりました。新しい環境で新しい生活様式に対応した仕事ができれば良いなと思います。

新しい環境も今後ともどうぞよろしくお願い致します。

石田 朋也

1974年愛知県生。2000年名古屋大院修了。ヴァイオリンは5歳から始め、1993年よりヴァイオリンの指導を行う。大学院修了後、IT企業のSEとしてNTTドコモのシステム開発などに携わる。退職後の2005年より「ヴァイオリンがわかる!」サイトを開設し情報発信を行う。これまで内外の1000人程にヴァイオリン指導を行い音大進学を含め成果を上げている。また写真家としてストラディヴァリはじめ貴重な楽器を400本以上撮影。著書「まるごとヴァイオリンの本」青弓社

美しい音が好物。バッハ無伴奏がヴァイオリン音楽の最高峰と思う。オールドヴァイオリン・オールド弓愛好家。ヴィンテージギターも好み。さだまさしとTHE ALFEE、聖飢魔IIは子供の頃から。コンピュータは30年程のMac Fan。ゴッドファーザーは映画の交響曲。フェルメールは絵画の頂点。アルファロメオは表情ある車。ネコ好き。

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