土曜日は東京にて日曜は愛知にてレッスン。体調を崩されてお休みの方もおられ6コマ+5コマとやや余裕のある日程になりました。ご利用&お越し頂いた皆様有難うございました。土曜日から対面レッスンを再開しました。久しぶりの対面レッスン。オンラインでは大声でお話ししますが、対面では飛沫を減らすよう可能な限り小声で話すようにしてきたので久しぶりの小声の感覚。
もとより音楽教室等には営業自粛要請は出ていないので開催できなかったわけではありませんが、高い陽性率への懸念から自主的にお休みとしていました(飲食店のように休業補償が出るわけではありません)。ほぼ見込み通り年末年始の忘年会・新年会から2週間程度で陽性率の減少が見られたため再開することにしました。
お越しを強いるものではありません。ご自身の判断でと言うことです。お越しに不都合や不安がおありの方はオンラインへの変更でもお休みでも構いません。

レッスンの記録に使っているiPadを割ってしまった(打ちひしがれています)。MacBookを落として運悪く下にあったiPadに直撃。ガラスにヒビが入ったものの何とか使えるのでもうしばらく頑張ってもらいたい。3月に出るというiPad miniの新型が出たら換えようかなあ。
そんなことはともかく。
Facebookにも書いたがオールド弓とモダン弓の違いについて発見があり嬉しく思っている^^。「オールド弓とモダン弓では根本的にスティックの形状が異なり、だから音色や弾き方に違いがあるのだ」と言う自分なりの大発見(意味不明と思いますし、そんなこと当たり前だと思われる方もおられると思います)。オールド弓の定義は様々だが、ここではアンダースライドの無かった時代(概ね1830年以前)の弓とする。

手前:古い(1810年頃)、中:そこそこ(1840年頃)、奥:新しい(1920年頃)
見た目では分かりませんが触るとスティックの太さの変化に気づきました。
見た目で分かるほどではなく拭いた時の触感で気がついた。オールド弓は手元に来るにつれリニアに太くなる、モダン弓は真ん中が太く手元に来るにつれてやや細くなるようだ。
以前トルテスクールのバロックスタイルの弓を弾かせてもらった時に、通常のトルテとほぼ同じ音の出方だった事が不思議だった。順反りだからバロック弓は違うと思っていたのだ。順反り・逆反りよりもスティックの太さの変化の要因が大きいことを意味するし、それゆえ順反り・逆反りによらずオールド弓はバロック弓の直系ということになるのだろう←ここが自分なりの大発見。
1840年頃には既に太さの変化がモダン弓に近づくようだ。音楽史の中でロマン派の時代に一致するし、弾き方も現代に繋がる弾き方に変化していく。弾き方や持ち方にも影響する。
オールド弓は「現在では手に入らない材料が」と言われるが、(多少はそう言うこともあれど)構造上の違いと確認できたのは、長い間の疑問が解けて様々なことが有機的に繋がった気がする。だから何が変わると言うわけではないし、役にも立たないが自分には嬉しい発見でした^^。