気品ある音

火曜日は東京にてレッスン。4コマと火曜日の満員大御礼です^^。お越し頂いた皆様有難うございました。この日は私の側が言葉がうまく出ず、説明がうまくできず申し訳ありませんでした(疲労によるものと思われるが、日曜月曜とお休みを頂いてもあまり回復せず。失語してしまわないことを願いたいのですが・・・)。

月曜日は雨がそぼ降る寒い日。日曜に続いて2日間もお休みがあるのは珍しく、どこかに行きたいと思いつつ自宅で過ごす(日曜は特急「さざなみ」が休日しか運行していないので強引に出かけた)。先週金曜日に調整して頂いたヴァイオリンで丁寧にチューナーを使って音階練習。楽器の調整具合が変わると音程感も変わるので、慣れるまで丁寧に音取りをする必要がある。やはり聴感上の音程とチューナーでの音程と違う音があった。オールド楽器は難しい&面白いです。

火曜日は午後から恵比寿のギターショップカリスさんへ。自分のクラシックギターの状態も見て頂きに久しぶりに伺った。楽器には問題がなさそうで安心した。また来年5月22日にギターがらみのイベントでヴァイオリンで人前で弾かせて頂く事に。久しぶりのライブになるので今から準備をしなくては。

ネックなどのトラブルになっていなくて良かったです。
弾いて頂いたらとても良い音。ギターが人を選んでいる←自分が下手なだけ

売り物ではないがとても良いクラシックギターを弾いて頂き、また弾かせて頂いた。製作者名は伏せる。

香り立つ音。もちろん音量や周波数レンジの広さといったスペック的な性能の高さも感じたが、そんな事よりも「香り」。音が耳から聴こえるのではなく、周りの空気がきめ細かく振動してサラウンドになって包み込まれる感じ。上質なヴァイオリンの包み込まれ感とも違う、クラシックギターの世界でよく形容される「気品ある音」を初めて実感した。これこそがギターの究極の音のひとつだろう。

究極のゴールを知る事なしに追究はできない。クラシックギターの音のゴールのひとつを教えてもらえた。本当に本当に貴重な経験をさせて頂き有難うございました。

石田 朋也

1974年愛知県生。2000年名古屋大院修了。ヴァイオリンは5歳から始め、1993年よりヴァイオリンの指導を行う。大学院修了後、IT企業のSEとしてNTTドコモのシステム開発などに携わる。退職後の2005年より「ヴァイオリンがわかる!」サイトを開設し情報発信を行う。これまで内外の1000人程にヴァイオリン指導を行い音大進学を含め成果を上げている。また写真家としてストラディヴァリはじめ貴重な楽器を400本以上撮影。著書「まるごとヴァイオリンの本」青弓社

美しい音が好物。バッハ無伴奏がヴァイオリン音楽の最高峰と思う。オールドヴァイオリン・オールド弓愛好家。ヴィンテージギターも好み。さだまさしとTHE ALFEE、聖飢魔IIは子供の頃から。コンピュータは30年程のMac Fan。ゴッドファーザーは映画の交響曲。フェルメールは絵画の頂点。アルファロメオは表情ある車。ネコ好き。

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