自分のヴァイオリンを調整して頂き

火曜〜木曜、土曜は東京にてレッスン。特に木曜と土曜はいずれも8コマと大盛況でした。ご利用&お越しいただいた皆様有難うございました。

金曜は吉祥寺のシャコンヌさんへ。行きの山手線はまさに乗っていた列車のガラスが割れて池袋で止まってしまった(そんなことがあるのですね。帰りの中央線も止まってしまったし)。

自分のヴァイオリンの調整をして頂いた&展示会を拝見した。自分の楽器を診て頂いて提案頂き、駒とナットの溝を調整して頂いた。各弦のバランスを取った形だが、それで全体の音が締まった音へと随分変わったので驚かされる。ヴァイオリンはどこをいじっても音が変わる。その中で、良い音とは部分ではなく全体のバランスの調和=いろんな要素がシンクロしている状態だ。演奏も同じで部分だけ治しても良い結果になるわけではない。良い結果を得るのは難しいが楽しくもある。

楽器も多く拝見した。オールド楽器の中に割安感あるものもあったし、名前は明かさないがその製作家の印象が変わるほど良い楽器もあった(その製作家の知名度の割にこれまで自分の中ではあまり評価が高くなかった)。

自分の楽器や弓をよく弾ける方に弾いて頂き、楽しくお話しすることもできた。いつもながらヴァイオリンに強く興味のある方との話は楽しいもの。例年の日常だった展示会がコロナで無くなって久しい。そう言えば、こういう日常だったな、2月以降少しばかり色彩のない日常を過ごしてきたかなと思わされた。もう8ヶ月。

石田 朋也

1974年愛知県生。2000年名古屋大院修了。ヴァイオリンは5歳から始め、1993年よりヴァイオリンの指導を行う。大学院修了後、IT企業のSEとしてNTTドコモのシステム開発などに携わる。退職後の2005年より「ヴァイオリンがわかる!」サイトを開設し情報発信を行う。これまで内外の1000人程にヴァイオリン指導を行い音大進学を含め成果を上げている。また写真家としてストラディヴァリはじめ貴重な楽器を400本以上撮影。著書「まるごとヴァイオリンの本」青弓社

美しい音が好物。バッハ無伴奏がヴァイオリン音楽の最高峰と思う。オールドヴァイオリン・オールド弓愛好家。ヴィンテージギターも好み。さだまさしとTHE ALFEE、聖飢魔IIは子供の頃から。コンピュータは30年程のMac Fan。ゴッドファーザーは映画の交響曲。フェルメールは絵画の頂点。アルファロメオは表情ある車。ネコ好き。

石田 朋也をフォローする
楽器や弓、アクセサリーの話音色のお話