新宿で名古屋のサービス精神を感じるとは

月曜日は休日。さすがに疲れが蓄積している感は強く、身体は重く気分は低空飛行。

でも予定をこなしに新宿へ。レッスンの記録をiPad+Apple Pencilで電子化し万年筆は必要なくなったので売れるものは手放そうと決めていた。コロナ禍にて考えさせられた事でもあるし、50歳までには自分にとって役割の済んだものは手放していき荷物を半分にすると以前から決めている。

予定していた一軒目では不調で、二軒目のコメ兵へ。コメ兵は愛知県人なら誰でも「いらんものはコメ兵に売ろ〜」のキャッチコピーを知っているほど有名な名古屋発祥のリユースデパート(リサイクルショップ。元々は古着屋さん)。

買取コーナーが分からずお店の方に聞いたら実に大きなアクションで「建物をぐるーっと回って裏手の四階です。ぐるーっと」とご案内頂いた^^;。買取カウンターの方も実に(必要以上に)懇切丁寧で元気で。

この感じ・・・、名古屋だ・・・。

名古屋の人は東京とも大阪とも違う「必要以上のサービス精神」に満ち溢れていて、愛知県出身の自分にはこの空気には落ち着きよく、疲れた心には居心地が良かった。

最近読んだ本で愛知県の県民性として「額に汗して朝から晩まで働くことが尊い」という美意識が記されていた(自分で働いて稼ぐことが称賛される。従って、働かずに稼ぐマネーゲームや価値に見合わない不当な値付けは嫌われる)。他にも石橋を叩いて渡るような確実性を求める意識、お酒の弱さ等々。

「割安に(必要以上の)サービス精神」「勤労の美徳」「確実性」「酒に弱い」全部当てはまる。新宿の真ん中で名古屋を感じるとは思わなかったが、自分にもしっかり刷り込まれているのだなあと。

万年筆もきちんと適正価格で引き取ってもらえました^^。

名古屋のサービス精神の象徴(去年行った名古屋市の喫茶店です)
あんこの上にさらにアイスクリーム+シロップ、
厚みあるパンをしっかり熱くして冷まさないための鉄板
甘いものはより甘く、熱いものはより熱く、大きくて重くて安い、
が名古屋のサービス精神

石田 朋也

1974年愛知県生。2000年名古屋大院修了。ヴァイオリンは5歳から始め、1993年よりヴァイオリンの指導を行う。大学院修了後、IT企業のSEとしてNTTドコモのシステム開発などに携わる。退職後の2005年より「ヴァイオリンがわかる!」サイトを開設し情報発信を行う。これまで内外の1000人程にヴァイオリン指導を行い音大進学を含め成果を上げている。また写真家としてストラディヴァリはじめ貴重な楽器を400本以上撮影。著書「まるごとヴァイオリンの本」青弓社

美しい音が好物。バッハ無伴奏がヴァイオリン音楽の最高峰と思う。オールドヴァイオリン・オールド弓愛好家。ヴィンテージギターも好み。さだまさしとTHE ALFEE、聖飢魔IIは子供の頃から。コンピュータは30年程のMac Fan。ゴッドファーザーは映画の交響曲。フェルメールは絵画の頂点。アルファロメオは表情ある車。ネコ好き。

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